【Aさん】
30代半ばに、約2年にわたる婚活を経て
ご自身の望む理想のスペックを持った
男性と結婚し
子宝にも恵まれ
そして、ご家族の協力も得て
産後早々に職場復帰を実現した女性のお話
字面だけを見れば
彼女は誰もがうらやむ
理想の幸せを手にしています
そう彼女は幸せなはずなんです
彼女の口癖は
「でも、〇〇さんはいいですよね～・・・」
だそうです(笑)
そしていつもイライラしている
そのせいか、潮が引くように
彼女の周りからは人が去っていってしまう
本来、彼女はとても優秀な人物
現在はお子さんのこともあり
時短勤務をされているそうです
彼女はご自身の力を発揮出来る場所で
有能な上司や仲間と
バリバリと仕事をし、成果を上げ
自分自身が認められることを望んでいます
そこで初めて彼女の
”自己重要感”が満たされるのです
しかし現在の仕事ではそれもかなわず
悶々とした日々を送っているそうです
母として、妻としてではなく
一個人として社会で認められることが
彼女にとっての人生最優先事項なのです
以前の彼女を知っていれば
これは容易に想像できるし
また
そう望む人がいることも理解できます
そして次に
【Bさん】
40代半ば独身で家族と同居
現在彼氏いない歴〇年
好きなものは自分とお酒とリゾート地
異性が確実に引いてしまうだろう
お酒にまつわるエピソードは数知れず
しかもその件に関しては
まだまだ現役ときている(笑)女性のお話
彼女は生まれてこの方
自分のことが大好き！！
と豪語しています
彼女は今の生活に最高満足！
とまではいかいないものの
家族がそろって健康で
人並みの生活が出来て
友達も仕事仲間も沢山いる
時間も旅行や趣味に使うことができる
『そう考えるとわたしって幸せよね～♪』
と彼女はいいます
彼女のまわりには常に人がいます
自分を愛し、人を許す彼女を
みんな放ってはおきません
人それぞれの望むものの違いなのか
はたまた追及する深さの違いなのか
今、手にしているものを
ありがたいと感謝するのか
もっと欲しいものがある
まだまだ足りない
満足できないと
欲望で我を忘れるかでは
人生はまったく変わってしまうのです
同じ出来事でも
ある人は幸せだと感じ
ある人は悩みの種だといいます
受け取る人の五感のフィルターによって
まったく別の”事実”になってしまいます
以前のわたしも
自分の幸せに
気づこうとしていませんでした
わたしはAさんに
「あなたはもう
たくさん持っているじゃない、十分よ」
などと
今の自分を受け入れろとか
感謝するべきだと
お説教したいわけではないんです
ただ、彼女の素晴らしい家族や
協力的な職場環境が存在しているという
幸福感を
もっともっと味わってほしいなぁ～
と思うのです
いつもありがとうございます