クロウィは家禽をことさら詩と発音するのが好きであった。そして家の若い者たちがいくら訂正してもまた工務店 杉並区
忠告しても、けっしてこの言い方を変えようとはしなかった。あれ、まあ!」と彼女はよくこんなふうに言った。「おらには合点がいかねえ。どっちでもええでねえか、とにかく詩だって口にするにゃええもんだからな」そう言ってクロウィは詩で押し通していたのである。
シェルビィ夫人は、たくさんの雛鶏や家鴨がいかにもまじめくさった思案顔のクロウィの足もとに平伏している様子を見てほほえんだ。これでチキンパイをこしらえてもええものかどうかと思いましてな。まあ、アントクロウィ、私はどちらでもかまわないわよ、おまえの好きなようにしてちょうだい。クロウィは何かぼんやりとした様子で雛鶏や家鴨をいじっていた。彼女の考えているのはそうした鳥のことではないことは明らかであった。やがて彼女は、はたして聞いてもらえるかどうかおぼつかない頼み事をする時に黒人がよくやるように、ちょっと笑ってからこう言った。