私は一輪の花は人間の一個人と同じだと思ってるから、人間界の「お花屋さん」ていう文化や道端の花を摘むのは反対だった。
花は人間のために咲いてるんじゃないと思ってたから。
でも、今はちょっと違う。
花が一個人ならば人間がお祝いごとや愛する人へのプレゼントに花を使ったとして、花は光栄かもしれないとも思ってきた。
せっかく綺麗に咲いてるなら見てほしいだろうしね。
でも、今の人間の花の使い方にはちょっと無駄が多いと思う。
まず、花をもらった後のことがめんどくさい人も多いのは確かだと思う。
嬉しいことは嬉しいんだけどね。
電車で花を持って帰るのとか気を遣うよね。
そして、その後も花瓶を用意したり水をかえたり。
花も生き物だからいろいろ大変だよね。
でも、いつかは必ず枯れてしまう。
そこで、私は思いました。
いっその事、枯れるまで見守ればいいんじゃないかと。
まだ綺麗な色をしてるけど、ところどころ枯れてる花をゴミ箱に捨てるのに前々から抵抗がありました。
だから花をもらったら花瓶に入れて、枯れきるまで見守ろう。
そしてカラカラに枯れ切ったら土に撒こう。
それが自然の循環になって一番良いんじゃないかな。
現代のお花屋さんが花をどういうふうに処分してるのかは知らないけれど、花は枯れたら土に返す。それが一番良いと思う。
ドライフラワーにしても良いと思うけど。
私はこれから花をもらったら、枯れるまで花瓶に入れたまま飾ってカラカラになった花を家のベランダから撒くことにするよ。
みんなもそうしたらいいんじゃないかな。
で、お花屋さんにも枯れきった花を土に返してもらうのが理想なんだけどなかなか大変かな。
でも、そうすれば花の命も花に込められた人間の気持ちも無駄にはならないよ、きっと。
今日、従兄弟の結婚式に行って素敵なお花を見て、そう思ったのでした。