去年一年の間に読んだ漫画の中で私の1番のヒットは手塚治虫の「シュマリ」

なので久しぶりに漫画感想文を書こうと思います。



「シュマリ」 手塚治虫

北海道の開拓が進む中でただひとり野生的な生活を続けて奮闘するシュマリ。
シュマリは男らしくて私の好みではないんだけど、めちゃめちゃかっこいい魅力的な主人公だった。
作中ではモテるんだけどモテるのもよくわかる。
で、これまたシュマリに惚れ込んだ女房がまた良い女なんだな。
破天荒なシュマリにとことんまで付き合い尽くす。愛ってこういうことかとも思ったりもした。
とにかく魅力的なキャラクターがたくさん出てくる。
シュマリの拾ってきたアイヌの子供のポンションとかね。
どんどん発展が進んでしまう北海道でシュマリはたったひとりでアイヌの人たちを守ろうとする。
そして発展した世の中になっても一人で熊を狩って毛皮を売って生計を立てたり。
そして夫婦で馬や牛を育てたりして牧場を作って暮らす時期などもあるんだけど、その暮らしぶりもまた大変ながらすごく楽しんでやっている様子が伺えて微笑ましかった。
私はこの漫画を読んで北海道に興味を持ちました。
アイヌ出身の人の話とか聞いてみたい。
ていうか、もしモデルがいてシュマリとかポンションが生きてるなら会ってみたい!

と思うくらい面白いマンガでした。さすが手塚先生ですね。

私的には今まで読んだ手塚作品で最も好きな作品になりつつある。


よかったら読んでみてくださいね!



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