*ここまでの話



2024.3.15


私は前日からも眠りが浅くて

ウトウトしては目が覚める


もう丸3日くらい

起きているようなものでした。


眠れないので、アプリを見て

時間を潰していました。



翌日の早朝、

春人がアラームで起きたので、

私はスマホを隠し

寝たふりをしましたzzz



1時間後くらいにLINEが来て、


「こはるちゃんは寝ていたので

そっと出てきました。(眠れてませんよー)


今日は試験だけど、

もう毎日ボロボロなので

ダメかな、、、と思っています。



これまでの事、本当にすみませんでした。


こはるちゃんと付き合って3年半、

本当に真面目にやってきましたが


ある時から、おかしくなってしまい

ズルズルと迷惑をかけて裏切り

すみませんでした。


今までで、こんなに長くお付き合いを

した女性は居なかったし、

こんなにいい女性はもう今後、

現れないと思います。


でも、それを俺は裏切ってしまった。


今更なにをどう言っても

もう戻ることはできないけれど、


あとは最後にキッチリと

慰謝料を払って

終わりにしたいです。


こはるちゃんは、明るくて可愛いから

もっと素敵な人が出来ると思います。



あと、言えなかったけど、

こはるちゃんの作るお料理、

いつもとても美味しかったです♪


毎日のお弁当も朝のサンドイッチも

美味しかったよ♪


ずっと作ってくれてありがとう。


あとは、シフォンケーキとか、

めちゃくちゃ美味しくて

幸せを感じていました♪


本当に4年間、ありがとうございました」



本当かウソか、

本当にそう思っているのか?

どうなのか?


わからないけど、

Mさんに捨てられて

一人になった今、


初めて自分と向き合えているのか?


そんな感じがしました。


「お疲れさまです。

タイミング悪く、

隠してたスマホを見つけてしまって

ごめんなさい。


資格は今後の仕事に役立つので、

取っておいて損はないと思います。


とにかく今は頑張って、

試験に集中してください。



長文LINEありがとう。


3度目の後に、私は慰謝料という名目で

お金を取っていたけれど、

春人が借金があるのをわかった後でも

私は生活を立て直してあげたかったから


二人の貯金として、預かっていたんだよ。


私に財布を預ければ、

絶対に立て直せたと思うんだけどね


私にはどうにもできなかったね」



「実はこはるちゃんに会う前に、

facebookで知り合った女に

お金を騙し取られて、

借金があったんだ。


お金の無い男に来る女性なんて

いないでしょ?


それを内緒にしてたから、

こはるちゃんに

財布を預けられなかったんだ。」


「そうなんだ?

借金があるってわかったって、

私は春人を立て直してあげたい!って

思ったから

一緒に居た訳だけど、


お金だけの事なら一緒に頑張ろ!って

思うけど、

今回、Mさんとの体の関係を

知ってしまったから

さすがの私も 悪いけど

もう無理です。」


「すみません、全て自分のせいなので

何とも言えません。


二人の女性を傷つけた、

犯罪行為と言えば犯罪行為。


それを自覚して

これからは真面目に仕事に

生きていきます」


「まだ、若いから充分にやり直せます!


私は元夫とですが

家のローン総額で6000万くらいの

借金を完済しました。


春人の借金なんて、頑張れば

すぐに返せると思います。


とにかく真面目に生きてください。


あと、夜は冷蔵庫にあるものを使って、

晩御飯を作りますので、

今日は食べて来ないて下さい」



「わかりました、終わったら

真っ直ぐ帰ります」






冷蔵庫に残ってるもので

簡単に出来るものを作って


あとは近くのスーパーで

惣菜のから揚げを買って来ました。



夕方、春人が最終日の

試験を終えて帰って来ました。



「試験どうだった?」


「一応、受かったーー」


「あー良かったじゃん、心配してたよ」


「全員受かったみたいだけどね」


「そうなんだ?良かったね」



距離はあるけど、

いつものようになるべく普通の会話を

しました。



「明日(土)さーー、

私、荷物も運びたいし、

車🚗借りて

 しばらく自宅へ帰ってるよ。


日曜日、

丸一日、顔合わせたくないでしょ?


ここは春人の家なんだから、

私が出て行くから。


で、来週の平日とか?


お金、用意できたらLINEくれる?


そしたら私、取りにくるから」


「わかった、、、」




2024.3.16(土)


この日の朝は、玄関の所まで

お見送りをしてあげました。


「じゃあ、行ってくる」


「行ってらっしゃい」


いつもなら、玄関ドアを開け

トラックの窓越しに、

見えなくなるまで手を振っていたのに


この日は玄関の中で、

目も合わせる事なく

出て行きました。



現場に到着した春人からLINEが

来ました。



「朝、社長に話そうと思ったけど、

社長が居なかったので

また来週、お金の話をしますので

あと少し、待ってください。


それから、冷蔵庫の食材、

持って帰ってもらえますか?」


「わかりました。

またお金の都合ができましたら

連絡下さい。


それまでは、私は車を借りて🚗帰って

アチラで生活していますから」




人質ならぬ、車質です爆笑


この車をもらっても、

まだローンが残っているので

いらないけど、

慰謝料をもらうまでは

車を預かっておくことにしました。



「あと、二人の飾ってある写真、

あれも捨てておいてもらって

いいですか?


俺はそう言うの、捨てられないんで。」



2台目スマホがバレた夜、

私との終わりが確実なものとなり、


その写真を見て、

辛くなったのでしょうか?



春人は

二人の仲良し写真の貼ってある

コルクボートを裏返して

見えないようにしてありました。



“自分でこの恋愛を終わらせたんだから

最後まで、責任取って処分しろよ!”と

思ったので、そのまま

放置することにしました。



残りの自分の持ち物をまとめ

冷蔵庫や冷凍庫の中身の

整理をしました。


春人が使えそうなものや

お弁当用の冷凍食品などは

全て残しておきました。



料理する気力も食材もなかったけど、

あるもので少しのおかずを作り、

ご飯🍚をタイマーで炊いておいて

あげました。



「今から、帰ります。

少しのおかずと、ご飯だけ

炊いておきましたので、

晩御飯は足りなかったら

カップラーメンでも

食べてください」



「わざわざ、ご飯、ありがとう

ございます。

またお金が用意できたら、連絡します」



私は、残りの荷物と

冷蔵庫の中身を保冷バッグに詰めて


春人と4ヶ月暮らしたアパートを

後にしましたニコニコ




せっかく新たな場所で

再スタートしようとしたけど、

結局ダメだったなーーーー泣


毎日、お弁当に

メッセージメモを書いて入れたり

チーズをハート型❤️で抜いたり

春人の好きなおかずを作ったり、、、


私の出来る限りの精一杯、

頑張ったんだけどな、、、



なんだったんだろうな、、、

ほんとにチーン





何とも言えない思いで

春人のアパートを後にしました車






続きます〜