*ここまでの話




2024.3.14


春人は翌日も仕事で使う「免許」

を取る為の講習に行く為、

最寄り駅まで行く必要がありました。


最寄り駅まで徒歩なら10分なので

歩いて行けなくもない距離。



だけど、初日と2日目は車で送ったので

この3日目も送ってあげようと思い

私も一緒に起きて、着替えをしていたら



「いいよ、送ってくれなくても」


「いいよ、送るくらいは送るよ」



いつもなら

マグボトルにコーヒーを

淹れてあげるのですが、


そんな事まではもちろんする気もなく


私は自分の着替えだけ済ませて

車で待っていました車




春人はすごすごと

助手席に乗り込んできました




無言で駅まで送り、

「帰る時間が、わかったら

LINEちょうだいねーーー」 

と言うと、

「帰りは歩いて帰るからいい、、、」

小さな声で言いました。


いつもなら、「いや、迎えにくるよ」

と言う私ですが、、、



「ふぅ〜〜んニヤリ

お好きにどうぞ)」


とだけ言って、

春人を見届ける事もなく、ブゥーーンと

車でアパートに戻りました車ダッシュ



さぁ、お片付けだ!

【飛ぶ鳥後を濁さず】

今日は忙しいぞ〜アセアセ




昨日はMさんとのケジメの為に

丸一日中 時間を費やしてしまって

荷物の荷造りが全くできませんでした。


この日は、車に積めるだけの荷物を

載せて自宅へと

一往復することにしました。


数枚の下着と服、化粧品など

最低限の荷物だけ残して

洋服類や趣味のホームベーカリーや

お菓子の型など、

積めるだけ車に詰め込みました車




車を運転中、

槇原敬之の「♪もう恋なんてしない」が

頭の中に浮かんできましたニコニコ




私が出ていった後に
春人はこんなことを思うのかな?



いや、春人はわかるやろ?

全部自分のせいでしょ?ムキー






いや、お前は辞めとけ!!!

被害者女性と借金が増えるだけえー


恋だの愛だの言ってないで、

とにかく

真面目に働きなさい!




あーーー、春人、よく言ってたなぁー
「男らしく」とか「潔く」とか
そう言えば、出会ったころから
そう言ってたなぁ、、、

自分がそうじゃないから、
女々しい男だから、

そう言って、女々しい自分を
封印しようとしてたんだなぁ〜〜


「ここは男らしく」とか
本当に男気のある人なんて
そんな言葉は言わないもんなぁ〜キョロキョロ

うーん、私もまだまだ
恋愛のお勉強不足ね泣き笑い





春人から長文のLINEが来ていました。

今回の事やこれまでの事を
謝罪する内容でしたが、

私はこれまでにも、何度も
反省のLINEや手紙を受け取って
その度に こんなに反省してくれてるなら
と、許して信じてきました。

もう、謝罪や反省のLINEを見ても
全く信じてあげられません。

なので、私は

「もう、謝罪の言葉はいりません。

私の心の傷や
あなたに尽くした私の命の時間の代償
しっかり払っていただきます。

残りの慰謝料を
一括でお支払いくだされば、
私はすぐにでもこの家を出て行きます。」

「わかりました。
お金のことは
社長に相談して、
借りれるようなら借りて一括で払います。

もしも、借りられなければ
銀行とかカードローンとかで
何とか工面しますので
もう少し待って下さい」


春人が、本当に慰謝料の意味を
理解しているとは思えなかったので

慰謝料について書かれたブログの

スクショを送りました。


下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印






上矢印上矢印上矢印上矢印上矢印


本当にこの通りなんです。


シタほうは罪の意識がなく、

むしろ、私のことを

【オレから金を取る、酷い女】

なんて思われたら、

たまったもんじゃありません魂


私は、これまで「命の時間」を

春人に捧げて

尽くしてきました。


最初から、金を取る目的で

近づいた訳でもなく、

ましてや2度目の浮気までは

ペナルティもなく

許してきたんです!!!


それなのに、この有り様・・・ショボーン


どんなに言ったところで、

この人には響かないとは

わかっていたけど、


慰謝料の意味もわからず

「金を取られた」と言われたくは

ありません



「もうご飯は作る気がありませんので

どこかで食べてくるか、買ってきて下さい」


「わかりました」



荷物だけ📦サッと我が家に下ろすと

また1時間かけてアパートへ戻り、

掃除に取り掛かりました。



夜になり、お腹が空いたけど

作る気にもならずに

仕方なく買い置きしてあった

「どん兵衛」を食べました照れ



春人が20時ごろ、帰って来ました。


私はいつもならキッチンにいるのに、

この日はリビングでスマホを

いじりながら

「おかえりー」とだけ言って

またスマホ📱を見ていました。



春人が近づいてきて、


「あのー、、、これ、、、

もう、最後だから、、、、、

ホワイトデーの、、、お返し、、、」


私は、この家を出ることだけを

考えていたので、

この日がホワイトデーなことを

すっかり忘れていました。


「え?何?買って来てくれたの?

そんな事、私、すっかり忘れてた、、、


え?どこで?コンビニ?」


「駅前の、あのデパートで、、、」



「えーーー、ウッソーーー

覚えててくれたんだーーーびっくり


ありがとう〜〜〜泣き笑い



春人の言った、「最後」と言う言葉が

耳に残っていました、、、



そうね、最初で最後になっちゃったよね、、、



そんな事を考えていたら、

嬉しいのか悲しいのか

私の感情がごちゃ混ぜになって


涙が溢れてきて、

かつての【号泣議員】のように

声を出して

ワンワン泣きました😭


数日前、2台目スマホを発見した時から

呆れて物が言えなかったし、


これでやっとこの苦しみから

解放されると思うと   


悲しみなんて一つもなかったから


涙なんて一粒も出なかったけど、


これまでの思いが爆発したのか、


この時ばかりは

過呼吸になるくらい


声を出して

思いっきり泣きました😭




春人も近くでしゃがみ込み、


声を震わせて涙声で


「・・・こはるちゃん・・・

・・・ゴメン・・・・笑い泣き


と謝ってきました。



こう言うときは

普通のカップルなら

後ろからハグして

抱きしめて、

温めて欲しかった

けど、


もしも、今、春人にそれをされたら、


春人のポカポカの温もりを

肌で感じてしまったら


また私の心が

揺らいでしまう・・・


同じ事の繰り返し。。。


もう春人の温もりを感じてはいけない


心が冷え切って、寒くて、

誰かに温めて欲しいけど、

それを求めるのは

この男じゃない・・・


もう上辺だけの温もりになんて

騙されない!!


ここは一人で耐えるんだ・・・悲しい





私はひとしきり泣いた後、


「ごめん、悲しいのか嬉しいのか

なんだかもう、

よくわからなくなっちゃったよ。


でも、ありがとうね、

コレ、買って来てくれて。


嬉しかったよ・・・」



「昨日もおとといも、私、

一睡もしてないから、今日は眠いわぁー🥱」



私はそう言いながら、

スマホをいじり、気晴らしに

「ホワイトデー」のブログを

書いていました。



もしも、最後、春人に

このブログを見せる時が来たのなら、


私はそれでもあなたを

信じて、

皆に応援してもらって

私たちは

ここまできたんだよニコニコ


ホワイトデーの記事だって、

ほらね!!!


と、言ってやろうと、

なるべく春人の悪い事は書かずに

前向きな明るいブログを

心がけて来ました照れ



(結局、見せることは

ありませんでしたが、、、)



春人はまたアパートを出て、

どこかに出かけて行きましたが

すぐにLINEが来て


「眠いと言っていたので、できるなら

休んで下さい。

こちらの事は気にしないでください」


ご飯を食べに行ったのか?

漫画喫茶に泊まりに行ったのか?


わかりませんが、


浮気相手のMさんと会うと言うことは

もう絶対に無いと確信したので、

安心して眠りに着きました。




遅い時間に春人が帰って来ました。


私は物音ですぐに目が覚めました。


「どこ行ってたの?」


「飯食って、お金の事を考えてた。

土曜日に社長に頼んでみるから

もう少し待って、、、


あと、明日は送ってくれなくていいから」



「わかった、おやすみ」



「おやすみ」





まる二日、眠れていなくて

さすがに3日目は眠れるだろうと

思っていたけど、

やっぱりウトウトするくらいで


すぐに目が覚めてしまいましたショボーン


あくびは出るのに、

気持ちが休まっていない



そんな感じでした、、、




それなのに隣の春人は

数分で、いびき💤が聞こえてきて


本当にこの人ってば

一体どんな神経してるのかしら?


不思議に思いました魂






続きます〜