*ここまでの話


ついに私は浮気の決定的な証拠を

見つけましたドクロ


しかも、サンドイッチのオマケつきで。



もう、愛だのなんだの、

そんなのは

チャンチャラおかしくて


とにかく慰謝料を払ってもらって


一刻も早く

他人になりてぇドクロ


そんな気持ちでした。




最寄り駅まで車春人を迎えに

行きました。


何も知らない春人は


「あ〜講習の勉強、疲れた〜

こはるちゃんは、ゆっくりしてた?」


「ううん〜

今日はねぇ、ずっと晩御飯作ってた〜」


春人のトラックの

ソレを発見したのは夕方の事で、


私はその日は朝から

春人の好きな高野豆腐の煮物を

作ったり、ジャーマンポテトを作ったり

お弁当用の唐揚げの下味をつけたり


春人の為に、

キッチンに立ってあれこれと

おかずを作っていました



「どうした?なんか元気ないね?」 


「そう?」


春人が私の頬をぷにぷにしてきました上差し



私は家に帰って、

せっかく作った晩御飯を普通に食べて

落ち着いてから


しっかり向き合って座り

ケジメをつけてもらおうと考えていました



こんな事になるなんて

これっぽっちも考えていなかったから


いつもよりも品数も多く、

腕によりをかけて作ったので

捨てるのだけは避けたかったのですショボーン




しかし

春人がベランダにタバコを吸いに

出ようとした、その時、


docomoの紙袋を隠していた

カーテンをサーーーーっと

開けてしまったのですびっくり



春人がスマホを契約してから3ヶ月


ちょうどほとぼりも冷めた頃、、、


足元の紙袋を見ても

春人はすぐには気づかず


私の荷物?と思ったようです笑い




私は慌てて


「あーーーもう、

あとで話そうと思ってだけどゴメン!


私さ、見つけちゃったんだよね!」


「タバコだけ、吸わせて」


「はい、どうぞ」


もう言い訳できません・・・


サンドイッチを机の上に出し、


「あのね、春人、、、

こういうのは、本当に悲しい!


手作りってね、愛がなきゃ

やってあげられないんだよ?


買った菓子パンならまだしも、


人の気持ちを踏み躙るような

こんなことするなんて


本当にひどいよ?」



春人は無言でした。



「このスマホはどこにある?」


「会社」


「じゃあ、私、会社に行って

社長に、【春人の妻ですけど、

スマホありますか?】って

取りに行ってくるけどいい?」


玄関に向かいました。



すると観念したようで しぶしぶ、

自分のリュックから見たこともない

新しい

スマホを差し出してきましたドクロ



LINEを開くとそこにはやはり

Mとのやりとりが!!!


今日は私の為に、

わざわざ新しいスマホを契約してくれて

ありがとうハート

嬉しかったよ!

やっぱり、インスタよりも

LINEはいいねハート



そうだな、LINEはやっぱりいいなニヤリ



あの方(こはる)にバレないように

しないとねハート



トラックに隠しておくから

大丈夫!

夜はLINEできないけど、また明日、

LINEするからなハート



うんハートありがとうハート

大好きハートハートハート



おう、いいぞ♪

オレも大好きハートハートハート





ムキームキームキームキームキー


アホか!!!

ムキームキームキームキームキー

クソが!!!



あの、記念日の3月9日のLINEも

確認しました。



今から出るよ、

どこかでモーニング食べて

どこ遊びに行こうか?



そうだね、こんな早くは

すき家くらいしか、空いてないかも?



すき家でいいよ!

どこ行く〜?ラブホでもいいよハート



ラブホはこないだ行ったから、

今日はラウンドワンにする?ハート


ソレでもええぞハート




ムキームキームキームキームキー


ねっムカムカ

くたばれ!ムカムカ

ムキームキームキームキームキー


LINEの中身から、

二人が何度も何度も「不貞」

繰り返しているのは明白でしたムカムカ



Mは、確実に私の存在を知っている!


それなのに、、、、


前回の時は、Mは春人に騙されていたから

それは仕方ないし

可哀想とは思ったけど、


今回ばかりは許せない!ムカムカ  


婚約者の妻がいるって

知っていながら、

春人と身体の関係を持ち、

遊んでいたMにも

腹が立ちましたムカムカ



最後のLINEで


「あなたの婚約者を取らないから

安心してくださいと伝えて」って


あれは、なんだったの???



もう、2人まとめて

許さない!!!ムキームキームキー


「結局、春人はどうしたいの?

これからもMと付き合っていくの?


ソレでも私は構わないけど、

まずは私への誠意を見せてからにして」



「いや、、、Mさんとは遊びだから

付き合う気はない、、、」



「じゃあ、そうやってMに言いなよ?

まだMを騙すつもり?


どっちみち、Mと付き合う事になっても

ウソから始まってるから

うまくいかないよ?

 

あれ?話が合わないね、なんで?


ってなってケンカになるよ?


やっぱり3人で話さないと

これはもう無理!!!


電話して、今から出てきてもらって!


3人で話さなきゃダメだ!」


MのLINE電話を

鳴らしても出ませんでした。



その後すぐにMから文面で


急にどうしたの?

あの方にバレたの???


もうバレたから、電話に出て下さい


スマホを奪って、

私が電話をかけました📞



「もしもし、Mさん?

こはるです〜


度々すみませんけど、

これはちょっと3人で話さないと

終わらないから、


悪いけど

今から出てきてもらえますか?」



「あ、はい、、、、わかりました。


今、ご飯食べてるんで40分後でも

良いですか?」



「はい、それはいいですけど、

突然、ホントにすみませんね、

では、よろしくお願いします〜」


 

春人に車運転をさせて、

Mの家の近くまで行き、

車の中で待っていました。



暗闇の中から、真っ黒な洋服を着た

小太り黒髪おかっぱ、メガネの女が

歩いてきました・・・真顔


春人から聞いていた通りの

お世辞にも可愛いとは言えない

女性でしたもやもや



春人が

「あ、あれかも?」と言ったので


私は車から財布を持ち

Mに駆け寄り、


「Mさん、わざわざすみません、

出てきてもらってありがとうございます


何か、飲み物買ってください」


すぐ目の前の自販機に連れていき、

私が小銭を入れようとすると


Mも「いいです、いいです」

自分のお金を出そうとしましたが、


呼んだの私なので

私が先に200円を入れ、


「お好きなの、どうぞ」


「では、、、すみません」


お茶のボタンを押されました。


「いいえ、長くなるかもしれないんで」



女二人で春人の車に乗り込むと、

春人もMも無言、、、


私が

「あのねぇ、Mさん、

私は春人とこれまで色々あったけど、あの時から二人で話し合って、また二人でやり直そうってなって

あれからずっと毎日ハグして

ラブラブで寝てるの。


Mさんは、たぶん春人に騙されて、仲が悪いって聞かされてるとは思うけど、

それはウソだから。

さっき春人に聞いたら、

Mさんとは遊びだから

今後も付き合う気はないって言ってるの。

それが真実なのよ!」


私が言う事は、信じたくないようで


「すみません、春人さんと

二人で話させてもらってもいいですか?


車の外で、、、」


「それはいいけど、また二人で

口裏を合わせられて

お金をデート代に使われたら、

私への慰謝料を

払ってもらえなくなるわけよ。


だから、申し訳ないけど、

もう二度と会わないって

念書を書いてくれるかしら?」



持って行った紙とペンを差し出しました。


「どうやってかけばいいですか?」


「私、〇〇は春人さんと

度会わないことを約束します


と、あとは日付ですかね?」


「はい、わかりました」



それを書き終えると、2人は車から降りて

少し離れたところまで歩いていき

10分程したら戻ってきました。



「もういいです、終わりました!」


私はあと一つ、

どうしても引っかかっているものが

ありました。


去年の8月、

春人がMに買ってやった

3万円の自転車🚲です!



私はあの自転車のレシートを見て以来、

自分が自転車に乗る度に、

このことが

フラッシュバックして


胸がギューっと苦しくなり

しんどい思いを強いられていたのですガーン



私が一生懸命に節約したお金で、

どうして他所の女に

自転車を買ってやらなきゃなんないの?


食べたものを吐き出せ!

とは言わないけれど

自転車はまだ半年。


リサイクルショップにでも売れば

数千円は取り戻せる、、、


そう思ったのです、、、


「あと一つ、すみませんが

自転車返してもらえますか?


あれは私が節約したお金だから、

私のものでもあるんですよ」


「会社に置いてきたから

明日でもいいですか?」


「わかりました、

明日の何時にこればいいですか?」


「今日と一緒で、

この場所でいいですか?」


「はい」


「わかりました、明日、自転車と

もらったもの、返します」


「すみませんが、よろしくお願いします」



春人と2人、帰り道、

何を聞かれたのか?

聞いてみました。



「私のことが嫌いなら

嫌いって言ってよと、、、」


「嫌いじゃないんだもんね、

嫌いとは言えないよね?

だって、好きなんでしょ?


私の事もMの事も、

本当はどっちもうまくやりたいんでしょ?


もう春人のことは

わかってるよ、、、


で、なんて答えた?」


「好きじゃない、、、って」



本当に酷い男です、、、

クズ男中のクソ男ですムカムカ




前回で、Mと縁を切っておけば、

真面目に私と暮らしていれば


再びMを悲しませる事も、

私が去る事もなかったのに、、、


呆れ果てました、、、



私は、逆に

これでやっと

春人と別れて家に戻れる♪

そう、安心したら


なんだかお腹が空いてきました



家にはおかずをたくさん作ってあったので

春人に

「晩御飯さぁー作りすぎちゃったんだよね、

まぁ、悲しんでても

腹は減るでさぁーーー

腹減ったら、眠れないからさー

晩御飯食べよーーー」


そう言って、おかずを温め直して

食卓に運びました。


「これさぁ、春人の好きな

高野豆腐、朝から煮ていたんだよ?


はぁーあ、呆れるわ」


その後は無言で晩御飯を食べました。


「明日さー、私、

一人で自転車🚲取ってくるから

春人は家に居てーー


もう会いたくないでしょ?


また責められるだけだよ?」


「オレも返しておいて欲しいモノがある」


春人がトラックから、

コードレスイヤホンと

ミッキーマウスのキーホルダー、

半分ハートのキーホルダーを

私に渡して来ました。


「明日、返しておくわー」


その日はもう会話もなく、

再構築すると決めてから5ヶ月間

毎日欠かさずに

ずっと寝る前ハグしてきたのに


この日は春人の事が

気持ち悪くて気持ち悪くて

生理的に近づけませんでした魂


もちろん、精神的に気持ちが休まらずに

また、一睡も眠れずに

朝を迎えましたドクロ





続きます〜