*これまでの話




職場の人からアドバイスされた事は


事実婚でも不倫の

慰謝料請求できるとのこと。



仮に裁判になったとしても

私にはなんの落ち度もないはず


浮気はもちろん、賭け事も

無駄遣いもしないで

ただ春人との将来の為に、

精一杯、尽くしてきた


二度の浮気をされても

それでもまだ微かな望みをかけて

彼を信じ、支えてきた


一つもやましい事がないというのは


こんなにも正々堂々と

居られるのかひらめき


私は胸を張って戦う覚悟を決めました!



その日も次の日も

またその次の日も春人は

私と顔を合わせる時間がなるべく

短くなるよう

23時過ぎに帰ってきました。


どこへ行っていたのか?


気になって、

シャワーに行った時

仕事のカバンをコッソリ見ると

浮気がバレた日の日付に入会した

漫画喫茶のカードが出てきましたえー


私と顔を合わせたくないから

漫画喫茶で、3〜4時間

時間を潰して

過ごしていたようです


女と居たかもしれませんプンプン




その週末、私は健康診断の為、

自宅へ戻る予定でした




春人からLINEで


いろいろと考えたいので自宅で2泊して

日曜日の夕方帰ってきてください



口も聞きたくない私は

わかりました

とだけ送りましたちょっと不満



私は帰るついでに

春人にバレないように、

自分の荷物の80%を

車に積み込み、


自分の仕事に必要な衣類と

最低限の荷物だけ残し

自宅へと車を走らせました。




春人が二日、考えて出した決断が

どちらであろうと、

私はもう春人には

別れを告げる覚悟でした。



ーーこの人とは、もうムリーーー



満載の荷物を乗せた車を運転しながら



まだ見ぬ想像のMと春人が

楽しそうにしている姿が頭に浮かんできて


イライラ雷雷雷モヤモヤ



そう言えば 春人が

いろいろと考えておきます、、、だって?



はぁ?ムキー



なんで春人が

私たちの今後を

決める権利があるの?


なんで私が春人からの

判断待ちなの?


そして、今日、私が居ないと言うことは

奴らはデートするぞ!ムキー

泊まりでホテルだろ?ムキー


二泊してきて!と言う事は

ホテルに二泊か?ムキー



もうイライラが収まりません雷雷雷



今夜二人を

楽しくデートなんか

させるもんか!!!


家に着くとすぐにLIVEで

「もう私は精神的に限界です。

弁護士に相談したら

あなたのした事は

慰謝料が発生するそうです!


〇〇〇万円、払ってもらえますか?

もうあなたからの愛は

要りません。

お金を工面してくれたら

私はすぐにこの家を出ます」


すぐに彼から


「ちょ ちょっと待って」


待ってじゃねぇぞ、

こっちはどんだけ待ったと

思ってんのかよムキー

もう待てねぇわムカムカ


「Mさんとは必ず別れますから

もう少し時間をください」


時間なんていくらでも

あげたじゃないよ?


「別れなくて結構です!

もう愛は要らないので

お金で解決してください

不服でしたら

裁判になりますよ?」


「わかりました、

お金は払います、

裁判する気はありません」


「私はやり直すチャンスを

何度も何度もあげましたよね?

それなのにあなたは

裏切り続けました。

『3回目は無いよ!』

といいましたよね?


あなたは約束を

破ったのですから

当然の義務です」



「何度も裏切ってすみません

お金は必ず払います。


もうオレに構わないで

息子さんのご飯をやってあげてください」


無いのに、どうやって払うの?

夕方からデートがあるからなのか?


早くLINEを終わりたそうでした。


「おデートの邪魔になるから、私はこれで失礼しますムカムカ


「デートなんてしません、

気分を悪くされるので

もうこれ以上

LINEはやめておきます」



もう、どうでも良くなって

あとは金をもらう事だけを考え、

示談書や誓約書 など

書類のテンプレートを用意しておきました。




無事に健康診断を終え



約束の日曜日になりました。



赤薔薇2023.10.1(日)

2人で最終の話し合い


私はネットで調べた情報を元に

慰謝料の誓約書など、

書類の下書きなどを作成し

昼過ぎにマンションへ向かいました。


午前中は会社に行く予定があると

言われていたので14時ごろ

帰りましたが

春人は不在でした。


LINEを送ると

夕方まで待ってください

とのこと


また女といるに決まっている


そう思って余計にイライラして

待っていました。



17時ごろ戻ってきたので、

私はリビングのテーブルに

書類を並べ、


正座で彼が座るのを待ちました。



「ちょっと待って、トイレ」



「どうぞ」



トイレから出て来て、

私の目の前にゆっくりやってきて

座りました。



「はい」(それでどうしますか?)



「えーーっと、ここ数日

ずーっと考えていたんだけど、、、


やっぱり、こはるちゃんと

もう一度やり直したいと思って、


今、Mさんと別れてきた」



「え?それって慰謝料が払えないから

復縁したら、払わなくていいと思って

言ってないよね?


悪いけど、もう約束破ったんだから


復縁しようが、

これは絶対に払ってもらうよ。


私が受けた精神的苦痛は

変わらないんだから」



「お金は払うけど、、、これ」



自分のスマホを差し出し、

MとのLINEを見せてきました。



そこにはMから



「ねぇ、どう言うこと?

なんで元カノとは会って話すのに

私にはLINEなの?


まだ別れてなかったってこと?

それともよりが戻ったの?


さっきまで普通に話していたのに

急にどうして?


もう私、死にたい!」



先程まで、Mと普通に居て

こちらに戻ってきてから

LINEで別れを告げたのでしょう


春人はそう言う男です。


ケンカになったり、

直接責められるのがイヤで


顔を合わせている時

自分に都合の悪い事からは

逃げるのです



どう見てもMは納得していません



春人は別れてきたと言ったけど


これでは、「別れてきた」とは

言えませんちょっと不満





続きます〜