韓国料理と沖縄料理の意外な共通点 | コグマの美味しいダイアリー

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料理研究家のコグマが日々感じていることを綴ります。

こんにちは!
コグマです🐻

1月の関東地方はいつもの年より
雨が多かったと報道されてしました。

気温も高い日が結構ありますね。
寒暖差に注意しましょう!

さて、先日、沖縄料理の教室に行きました。
玉城先生の「沖縄料理を作ろう会」は
先生のお人柄が大好きなのが一番ですが
韓国料理との共通点を勉強するのも
目的のひとつです。

沖縄料理と韓国料理そのものの共通点というより
それぞれの文化の共通点といえば良いでしょうか。

今回も2つの気づきがありましたニコニコ

そちらをお話するまえに
今回の沖縄料理のメニューをご紹介❣️

●ミヌダル
 ゴマダレに漬けた豚肉を蒸した沖縄の宮廷料理

●チキナーチャンプルー
 塩漬けした島菜(からし菜)を島豆腐と炒めた料理

●エビ入りヒラヤーチー
 平焼きと呼ばれるお好み焼き

●あまがし
 黒糖風味の沖縄ぜんざい

●カチューユ
 鰹削り節にお湯を注いで作る即席スープ

出来上がりはこんな感じです↓
右側のお皿に3品


黒く見えるのがミヌダル
タレのついた黒い部分と切った時の豚肉の側面(白)を
見せるのが特徴だそうですニコニコ

電子レンジで簡単に作る方法を教えていただきました
とっても美味しい‼️
おつまみにも良いし、お弁当のおかずでもいけるラブ

その上のピザのような形のヒラヤーチー

韓国料理のチヂミのような感じです。

台風の日にはこれを作るのだそうです。
何故なら、雨で買い物にいけなくても
家にある材料で作れるから

これが気づきその①
なんとチヂミの発想とまるで同じではありませんか!
家にあるものでできる料理
小麦粉に野菜を入れて焼くのもそっくり。

そして、チキナー
からし菜は先生が沖縄から取り寄せたものを
使いました!


韓国料理でも韓国南部の方で作られる
からし菜のキムチ=カッキムチがありますね。

↓韓国系スーパーで買ったからし菜キムチ


塩漬けにしたからし菜を炒めるというのも
斬新ですね。
からし菜は名前の通り少し辛味や苦味があるので
それを塩漬けにすることで和らげるということ
でしょうか。

塩漬けしたからし菜をキムチにしたい衝動に 
かられました(笑)

からし菜は塩漬けしたあとに塩を洗い流すので 
しょっぱくはありません。

茹でた豚塊肉の薄切りと島豆腐とともに
炒めます。
削り節も入って身体に優しいお料理ですお願い

即席スープにも削り節が使われていますが
ヒラヤーチーにもだし汁が入るという細やかさ。

沖縄料理は鰹節をふんだんに使う
お料理なんですね。

鰹節にもずくと味噌、梅干し、刻みネギに
お湯を注ぐだけ。
忙しい時にもさっとできるのには
もずくを小分けにして冷凍しておくなど
普段の準備がものを言うなあと思います。

デザートのあまがし
金時豆と押し麦が入っています!
小さく切ったお餅と一緒にいただきます!


黒糖の優しい甘さと
個人的に大好きな金時豆の組み合わせ。

去年、沖縄に行った時に食べた
沖縄のかき氷にも金時豆が沢山入ってたっけ。

また沖縄にゆっくり行きたいなあ。
そんな気持ちになりました。

もう一つの気づきは
「ティーアンダ」と「ソンマッ」

ティーアンダは沖縄方言で「手の脂」
手の脂が染み込むくらい愛情が込められたという
表現があるそうです。

一方で、韓国料理は「ソンマッ」=手の味
手の温もりで料理が美味しくなるという意味が
あります。
ヤンニョムで和えるナムルなどの料理が
韓国料理には多いということもありますが
発想が似ていてビックリですキョロキョロ

旧正月を祝うという点や宮廷料理がある点も
似ています。
沖縄の東道盆(トゥンダーブン)と
韓国の九節板(クジョルバン)の器の形もそっくり。

中国も含めた文化交流があったことが
伝えられていますが、
韓国との関連も少なからずあったのでは、と
思います😀

楽しくて美味しく、素敵な気づきのある
お教室でした。

最後にひとつ
沖縄料理に添えられる月桃の葉

今回のお料理のお皿にも添えられています。
ミヌダルもこの葉に乗せてレンチンしましたウインク

先生のご実家から送っていただいたそうです。

インテリアのひとつになって
素敵✨


料理を学ぶことは文化を学ぶこと。

興味がどんどん湧いて来ます‼️

これもまた次の創作に活かしていこうデレデレ

最後まで読んでいただき
どうもありがとうございましたラブ