和歌山線「大谷駅~粉河駅」の間を歩く  2025年3月10日(水)

 

 今日は、お天気がとても良いので、吉野~吉野川・紀ノ川沿い~和歌山(80㎞)のロングトレイルの最後の部分、大谷駅~粉河駅を歩きました。吉野駅~橋本駅の間のフィールドワークは、すでに完全に繋いで歩いています。和歌山線沿いを歩く場合は、電車の数が少ないので、歩く時間と電車の時刻をきちんと計算して歩くようにしなければいけません。一本乗り遅れると、次は1時間後になります。

 ここ最近、和歌山駅~船戸駅、船戸駅~粉河駅、大谷駅~学文路駅、などを歩いていて、大和街道沿いを歩くペースが分かってきました。今日は、大谷駅から粉河駅へと歩いたのですが、大谷駅を10時48分に歩き始めて、グーグルマップでは、粉河駅到着は2時間17分後と計算されていたので、予定では13時5分に到着予定です。これだと、粉河駅発13時27分発の電車に乗るには、余裕を持って歩けるなと予測しました。実際歩いてみると、鳥や植物の写真を撮ったり、お茶を飲んだり、曲がり角ごとにグーグルマップを確かめたりしていたのに、粉河駅に13時8分に到着しました。本当にほぼ予定通りに歩いたので驚きです。前回、粉河駅~船戸駅を歩いた時も、2時間以上歩いていて2分ほどの誤差で到着したので、グーグルマップが示す「かかる時間」に、驚いています。

 今日で吉野~和歌山ロングトレイルの最後だと書いているのですが、本当は、学文路駅~橋本駅の4㎞ほどをまだ歩いていません。ここをつなぐと、完全に終了(コンプリート)です。かつて、この間は何度も車で通っているので、まあいいかと思っていたのですが、やはりいずれ歩いてみようと思います。

 

 探路巳066 大谷駅~粉河駅(11㎞) 今日は、和歌山線沿いのフィールドワークの最後の部分を歩きます。これまで和歌山線沿いは、和歌山、船戸、粉河、大谷、橋本、五條、の各駅を使っています。今日はこれらの真ん中、大谷駅~粉河駅の部分を歩きました。これまで何度か和歌山線に乗ったり、各駅で乗り降りしたりしてきているので、少し和歌山線の電車にも慣れてきています。駅は無人駅で、電車の乗り降りは運転手の横のドアだけです。慣れない時は、少しドキドキしましたが、何度か乗ることで慣れてきました。

 今日はツクシとスミレを見ました。春が始まったなと感じました。

植物は、スギナ(ツクシ)、スミレ、カタバミ、タガラシ、ヒメリュウキンカ、シレネピンクパンサー、カンアヤメ、サンシュユ、キンカン、ウメ、クロホウシ、などの写真を撮りました。

鳥は、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、の写真です。

 

 仮想研857 スギナ(ツクシ)について 今日は、今年初めてツクシを見ました。ツクシについて、ネットで情報を調べてみました。

「春になると満開のサクラが注目されますが、河川敷や土手、道端などに眼を向ければ、とても地味な土筆(ツクシ)が所々に見られます。ツクシはスギナという植物の一部分ですが、残念ながら花はありません。ツクシは早春に芽を出すスギナの胞子茎です。茎は柔らかな円柱状で退化した「はかま」と呼ばれる葉(葉鞘)が節に付いています。薄茶色で丈は10~15cm程度です。おひたしや佃煮などにしてよく食べた思い出のある方も多いと思います。

 スギナはトクサ科の耐寒性の多年生草本で、ツクシが枯れた後に芽を出します。草丈は30~40cmになり、中空の円柱状で、節で輪生状に多数分岐します。緑色の葉は小さく鱗片状です。スギナは栄養茎として養分の調達を、ツクシは胞子茎として繁殖をそれぞれ分担しています。

 和名のスギナは草の形がスギ(Cryptomeria japonica D. Don)に似ているから、杉菜と名がついたという説や、節のところで抜いて継ぐことができたことから、継ぐ菜から転訛したという説があります。本草綱目には、節と節とが互いに接しているので接続草として登場します。学名のEquisetumは、ラテン語で馬を意味する「equus」と剛毛を意味する「seta」を組み合わせた言葉が由来といわれ、種小名のarvenseは「耕作地」を意味します。英名はfield horsetail、bottlebrushと言います。これはスギナが馬のしっぽに似ていたこと、ケイ酸を多く含むことから研磨剤としての用途にそれぞれ由来します。」(日本薬学会)