谷町筋を天王寺から天満橋へと歩く 2024年8月14日(水)

 

 今日も、猛暑になるという予報が出ているので、朝から歩くことにしました。朝からだと、大阪市内のビル街の、北向きの道なら歩くことができます。河川敷や堤防上は、猛暑の時期は歩かないようにしています。また北向きの道でも、少し郊外の道は、駐車場があったり、空き地があったりして、影が続きません。御堂筋や谷町筋などの大きなビル街を午前中に歩くのが、最強猛暑の頃のウォーキングのコツだと思っています。熱中症にならないように、水分の補給、休憩を入れながら、気温も時々ネットで調べ、歩くようにしています。

 

 探路198 天王寺~天満~淀屋橋駅 今日も、とても暑い日となりました。堺市では、午後の最高気温が39.1度まで上がりました。堺市の過去最高は39.7度(2018年8月22日)があるようなので、最高気温を更新したわけではないのですが、びっくりするような暑さになりました。最低気温も28度なので、酷暑が続いています。

 昨日は、家から四天王寺まで歩きました。今日も暑くなるので、朝7時30分に家を出て、地下鉄で天王寺駅まで行き、天王寺駅から北へと、谷町筋を歩きました。暑かったのですが、日影側の歩道を天満橋駅まで歩くことができました。まだもう少し歩けそうだったので、天満橋駅からは、京阪電車沿いに西へと歩き、北浜駅からは地下道へと入り淀屋橋駅へと到着しました。丁度、一万歩のフィールドワークになりました。

植物は、コエビソウ、ゼフィランサス、ムクゲ、ランタナ、ルリマツリ白、などの写真を撮りました。

虫は、セグロアシナガバチ、の写真です。

通過地点は、天王寺駅、四天王寺、吉祥寺(赤穂四十七義士の寺)、近松門左衛門墓、井原西鶴終焉の地の石碑、天満、淀屋橋駅、です。

 

 仮想研649 古代からの大阪中心の道 今日歩いた谷町筋には、吉祥寺(赤穂四十七義士の寺)、近松門左衛門墓、井原西鶴終焉の地、などの石碑がありました。大阪城もすぐ近くなので、豊臣秀吉はもちろん、信長も家康もこの谷町筋周辺を歩いていたし、さらに、適塾の緒方洪庵、福沢諭吉も、天満、淀屋橋界隈で活躍していました。

 また、谷町筋は、ほぼ熊野街道にも当たるので、天満橋から熊野本宮へと、多くの庶民、そして天皇や上皇も、この道を通って熊野詣をしていたことでしょう。さらに遡ると、難波宮も近くにあり、遣唐使船に乗った古代の天才秀才たちも、この谷町筋を歩いて、難波津から乗船していたはずです。

 今は、何気なく歩いている道ですが、過去からの日本の歴史が、この上町台地中央を南北に貫く谷町筋周辺で展開されてきているということです。これからもあちこちの道や街道を歩きながら、自然の記録だけでなく、歴史の記録もしていきたいと思っています。