伊丹市昆虫館でひとり学習をする 2024年1月12日(金)

 

 今日は、堺北図書館へ行く日です。新金岡の堺北図書館へ10時に行き、その後電車に乗って、伊丹昆虫館まで行くつもりです。昆陽池でカモ達も見ようと思います。

 いつものように、朝から二つのブログにそれぞれ記録や写真をアップして、昨日の悠遊探路を仕上げてから、図書館へと出発しました。

 

 探路012 伊丹市昆虫館 です。今日は、まず堺北図書館で本を借りて、伊丹昆虫館へと行く計画です。新金岡駅から地下鉄で梅田駅に出て、阪急電車に乗り換えて伊丹駅へと行きました。伊丹駅からは4㎞ほどを歩いて昆陽池に着きました。昆陽池では、カモ達の観察をしました。以前、この昆陽池には来たことがあるのですが、昆陽池沿いにある伊丹市昆虫館には、入ったことがありませんでした。「きつねTのこぎつねだより」や「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログで、「昆虫館」の言葉で検索をしたのですが、橿原昆虫館、箕面昆虫館に行った記録はあるのですが、伊丹市昆虫館の記録はありませんでした。今回初めて、伊丹市昆虫館に入りました。

 ここ数年間、虫の写真をいろいろ撮ってきています。今回、伊丹市昆虫館で、昆虫標本(昆虫館近くで見られる虫たち)を見ていると、8割ほどの昆虫は、見たり、写真を撮ったりしたことがあるものです。ちょっと、最近のフィールドワークの成果がでてきているなと感じられるようになってきました。昆虫図鑑では、全国の詳しい昆虫が載っているので、まだまだ知らない昆虫だらけなのですが、昆虫館近くと限定されていると、見たことがある昆虫が8割ぐらいと増えてきました。昆虫館では、自分が気になる昆虫についてのパネル展示の写真を撮ったので、今後、これらの昆虫を見分けていきたいと思いました。

 

堺北図書館では次の2冊を借りました。

①福田健二監修・久保山京子著『教養のための植物学』朝倉書店2022

②岩槻秀明『新散歩の花図鑑623種』新星出版社2023

植物は、イイギリ、イスノキ、オウバイ、ガウラ、スダジイ、ユズリハ、わびすけ、の写真を撮りました。

鳥、その他生き物は、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、アオサギ、カワウ、ヒヨドリ、ヌートリア、の写真を撮りました。昆虫館には、昆陽池で見られる鳥についてのパネル掲示があり、オオタカ、アオバズク、ミサゴ、チョウゲンボウ、サシバ、フクロウ、コウノトリ、などが見られると紹介されていました。猛禽類は、まだ、全く見分けがつきません。

虫は、実際の観察はできていないのですが、昆虫館で見た、気になる昆虫のパネル掲示の写真を撮りました。今後、これらの昆虫たちの中のいくつかに出合いたいと思います。

①プラタナスグンバイ、アワダチソウグンバイ、ヘクソカズラグンバイ

②ミズイロオナガシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、クロマダラソテツシジミ

③シルビアシジミ、ツマグロキチョウ

④ヤマトシジミ と シルビアシジミ 見分け方

⑤タテハモドキ、サカハチチョウ

⑥ツマグロキチョウ と キタキチョウ 見分け方

⑦フェモラータオオモモブロハムシ

⑧マユタテアカネ

⑨ムネアカオオクロテントウ、ユーカリハムシ、アワダチソウグンバイ、ブタクサハムシ

⑩オオヒラタシデムシ、ヤコンオサムシ、アトワアオゴミムシ、ハマベハサミムシ、ヒゲジロハサミムシ、モリチャバネゴキブリ

⑪ヨコヅナサシガメ、ハラビロカマキリ、ヤマトタマムシ、エサキモンツキカメムシ、キイロテントウ、コロギス、ナナフシモドキ、ゴマダラカミキリ (木の上に見られる昆虫たち)

観察地・通過地点は、阪急伊丹駅、昆陽池、伊丹市昆虫館(常設展、放蝶館、特別展)、です。バスを使わないで、駅から昆虫館の往復は歩きました。

 

 仮想研434 「モズのはやにえリターンズ」の展示を見る 伊丹市昆虫館では、今、「モズのはやにえリターンズ」(2023年10月25日~2024年1月29日)の展示をしています。最近、あちこちでモズの写真を撮ることができているので、この特別展を見に行くことにしました。とても多くの「はやにえ」(小さな虫やトカゲを捕まえて木の枝に刺したもの)を、標本として集めていました。研究をするというのは、地道な努力が必要なのだなと思います。

 モズのはやにえについてネットで調べました。「モズのはやにえ(早贄)とは、モズが捕まえた獲物を木の枝や有刺鉄線などの鋭利な物に突き刺しておく習性です。はやにえは「供え物」という意味ですが、モズが自分自身で食べるための餌です。モズのはやにえは、古くから知られ、冬に備える保存食と考えられてきました。しかし、2019年、大阪市立大学大学院理学研究科の西田 有佑 特任講師は、北海道大学大学院理学研究院の高木 昌興 教授との共同研究により、モズのオスは非繁殖期にのみはやにえを作り、そのはやにえを繁殖期が始まるまでにほとんど食べ尽くすことを発見しました。さらに、はやにえの消費量に応じて繁殖期におけるオスの歌の質が高くなり、その結果オスはメスから強く好まれるようになることを野外観察と操作実験により明らかにしました。本研究の結果は、モズのはやにえがメスの獲得で重要な歌の質を高めるための栄養食として機能していることを示しています。餌をなわばり内に貯える「貯食行動」はモズのほか様々な動物でも見られますが、貯えた餌の消費がオスの性的な魅力を高める効果をもつことが実証されたのは世界で初めてです。モズは足があまり発達しておらず、獲物を足で押さえてくちばしでついばむことをせず、木の枝などに獲物を刺してくちばしでそれをついばむという食べ方をします。そのためエサを捕らえるととりあえず枝に突き刺します。」ということでした。