自分のことは話さない、相手のことも聞き出さない 2023年9月20日(水)

 

 朝5時に起きてすぐ、気象庁の雲の動き画像を見ると、しばらくすると、小さな雨雲が近くを通過することが分かりました。そこで、今日は早朝には歩きに出ないで、先にブログアップをしたり、昨日の山河遊歩を仕上げたりしました。ブログを書いていると、6時前に、しばらくの間、かなり強い雨が降りました。いつものように、歩きに出ていると、この雨に遭っていたなと思いました。

 久しぶりに、朝から一気にブログアップや、昨日の山河遊歩を仕上げていると、やはり、朝は丁寧に文章が目に入るなと感じました。本当は、朝のゴールデンタイムを、歩く時間に充てるのはもったいないのですが、ここ最近の猛暑の間は仕方ありませんでした。そろそろ、猛暑以前のように、朝から一気にブログアップと山河遊歩を書き、続いて手帳に予定を書き、朝の通勤ラッシュ時が終わった9時過ぎから行動開始という生活に戻したいなと思いました。

 

 昼前に、車で、道の駅しらとりへ、野菜を買いに行きました。今日は、冬瓜が並んでいたので、小さい物一つを買いました。シャインマスカットも、売り場面積が広くなってきています。しかし、値段は依然として高いです。ナスやキュウリも、最近また、並ぶようになってきました。買い物のあと、しらとり公園を一周、フィールドワークしました。遊歩632 しらとり公園 です。

植物は、アジサイ、オオバコ、クスノキの実、の写真を撮りました。

虫は、ツクツクボウシ、ツチイナゴ、アミガサハゴロモ、キタキチョウ、キマダラカメムシ、ウラギンシジミ、オオスカシバ(卵、幼虫、成虫)、ハラビロカマキリ卵、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、の写真を撮りました。

 今日は、オオスカシバがクチナシの木の回りを飛んでいて、卵を産む瞬間を見ました。卵を産んだあたりのクチナシの枝をよく見ると、緑色の卵を見つけることができました。そこで、今日は、オオスカシバの卵と、幼虫1匹を、こぎつね研究室に連れて帰ることにしました。オオスカシバの幼虫を育てるのは初めてです。卵から、どんな幼虫が生まれてくるのか、また、蛹はどんな様子なのかを観察してみようと思います。

 

 昨日決めた、「午後から夕食まではパソコンのスイッチを入れない!」という取り決めを、今日も実行しました。しらとり公園のフィールドワークから帰ってからは、筆文字の練習をしました。筆文字練習は8月から始めて、まだ4回目ですが、一回ごとに、筆の扱いに慣れてきています。最初2回は、筆で画仙紙に書くと、にじんだり、かすれたり、線がよれよれだったりと、無残な書だったのですが、少し書き慣れてきました。今日は、半切の画仙紙の縦書きに歌詞を2行書いたのですが、ちょっと、壁に貼っておこうかなと思えるような物(作品とは言いがたい)を書くことができました。これまでも、筆ペン文字(半年前)、万年筆文字(1年前)を始めた頃も、紙と、筆ペンや万年筆との相性がつかめないで、うまく書けない日が続いていたことを思い出しました。紙に対する筆記用具の角度、書き進める速さ、手首の安定などに不慣れでした。1、2ヶ月続けると少し慣れてきて、コツがつかめてきます。

 

 仮想研320 田中泰延『会って、話すこと。』2021 を読みました。

 気になった所をいくつか書き出してみます。

・なにより、あなた自身が機嫌良くしていれば、あなたにとっての世界は機嫌がよいのだ。「不機嫌で人を動かすのは、赤ん坊。ご機嫌で人を動かすのが、おとなである。」

・私のよく行く飲食店の主人は、客から悩み相談をされることが多いのだが、大抵は調理の手を動かしながら「大変やなあ」「難しいお話でんなあ」と片付けている。客は満足そうだ。しかしそれは店の利益につながる営利活動の一部である。

・辛かった場面を客観的に描写することで、相手は話を聞きやすくなるし、何より自分自身が少し救われるんです。辛いことをおもしろおかしく伝える技術って、生きる上でとても大切だと思います。

・永六輔さんの「全国こども電話相談室」での話。「好きな人に告白する言葉を教えて。(小六女子)」「『あなたが好き』というのは最悪な言葉です。一緒の環境にいるときに、同じ感動をする場面にできるだけ一緒にいるようにします。そうすると使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛です。」

・「書く」より先に「話す」があった。

・真の思考とは、沈黙とワンセットなのである。黙って想い、考えたすえに、どうしてもこぼれ落ち、相手に伝わることばが「話す」である。そのことばがあなたの人間性であり、そのずっと後に「書く」がある。

・自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。ちょっとした「知っていること」を話せばよい。

 

 こぎつね附属小学校「朝の会」の時に、全員35人の一言(一人15~20秒以内)を、聞き合う時間を大切にしていました。また、1校時(40分間)の学習では、8割子どもが話して、先生は2割以下で話すというのが、ベストの学習でした。