『天才たちの日課』の本2冊を読む 2023年9月18日(月)

 

 昨日も昼間は33.6度にも上がり、このような真夏の気温が1週間続いています。本来、9月中旬の平均気温は、最高29.4℃、最低21.7℃のようです。最高気温も最低気温も、4度ほど平均気温より高いようです。あと数日の我慢だということですが、昼間がとても暑いので、なかなか自由にフィールドワークに出られない日々が続いています。

 今日は10時30分から、自治会より、65歳以上の方にお赤飯を配布します。そこで、朝のフィールドワークは、長池、菅池の周辺を通り、金岡神社にお参りする近回りのコースを歩きました。遊歩630 長池・菅池周辺、です。

植物は、フウセンカズラ、ハマスゲ、ハギ、キンエノコロ、エノコログサ、の写真を撮りました。

 

 10時に、自治会会長宅へ行くと、すでにお赤飯の班分けが出来ていました。会長と一緒に、車で各班長さんの家に、お赤飯を配達をしました。昨年は、台風が午後から近づいてくる日だったので、朝から風が吹き始めていたので車で班長さんの家まで配達をしました。取りに来てもらうより、意外に早く配り終えたので、今年も車で配達することにしました。敬老の日の赤飯配布の行事は、名簿作成から、注文、配布と、会長しごとにおいて、かなり手間のかかることでした。自分が会長をしているときも、敬老の日の赤飯配布行事を終えると、ホッとしたことを思い出しました。

 

 仮想研318 メイソン・カリー『天才たちの日課』を読む。2冊借りていて、一冊目の副題は、「クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」2014で、もう一冊が、「自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常」2019というものです。2014の本の「はじめに」には、次のように書かれています。

 「私はここ1年半のあいだ、平日はほぼ毎日5時30分に起き、歯を磨いてコーヒーをいれ、机の前に座って執筆を始めるということを繰り返してきた。書いていたのは、過去400年間の偉人たちが、私がいまいったようなことに、どう対処してきたかということ、つまり、偉人たちは最高の仕事をするために、毎日どう時間をやりくりしていたのか、創造性を高め生産性をあげるために、どんなスケジュールを組んでいたのか、ということだ。彼らの日常のごく平凡な事柄、何時に寝て何時に食事をし、いつ仕事をしていつ頭を悩ませていたか、を書くことによって、その性格や生涯について新たな視点を提供し、習慣の奴隷としての姿を、小さなおもしろい絵に描くのが目的といっていい。」

 本当に面白い本です。作者が書いているように、「表面的で軽い内容の本だ」というのは、その通りのようでした。それぞれの人の成果や仕事、偉大さを書いた本ではありませんでした。ちょっとした、週刊誌のネタのような本でしたが、1冊につき160人にも及ぶ、天才達の生活リズムは、とても興味のあるものでした。ベーコン、ボーヴォワール、モーツァルト、ベートーベン、キルケゴール、ヴォルテール、フランクリン、ショパン、フローベール、ロートレック、マルクス、フロイト、ユング、マーラー、マティス、ミロ、ヘミングウェイ、ミラー、フィッツジェラルド、フォークナー、村上春樹、モリソン、スキナー、エドワーズ、ジョンソン、カント、カフカ、ジョイス、プルースト、サティー、ピカソ、サルトル、モーム、デカルト、シューベルト、ホッブス、リスト、パルザック、ユーゴー、ダーウィン、アインシュタイン、トルストイ、ウォーホル、ポロック、アシモフ、キング、・・・、有名人、天才たちばかりです。作曲家、画家、小説家、政治家、科学者、思想家、詩人、哲学者、映画監督、建築家・・多方面の方々を取り上げていました。天才と言われる人たちも、寝て、食べて、考えて、行動して、生きています。私たち常人と同じように流れる時間を、どのように活用して、創造性を発揮しているのかを垣間見ることができました。