ゲド戦記6「アースシーの風」を読み終える 2023年8月27日(日)

 

 今日は日曜日。今週、あと4日で8月が終わります。9月になれば、昼間30度以下の日も時々あると思われます。9月から行動範囲を広げられるように、地図を見て行き先を考えようと思います。

 今日は、朝から大泉緑地を歩きました。遊歩610 大泉緑地一周 です。毎日、朝は5時に起きるようにしています。7月28日に、朝起きて直ぐ、歩きに出るように決めました。1ヶ月間ほぼ毎日、歩き続けることができました。二日前には、大阪市立中央図書館まで15㎞も、歩きました。

植物は、サルスベリの花の写真を撮りました。

虫は、木の幹に登っているダンゴムシの写真を撮りました。

鳥は、コサギ、アオサギ、カイツブリを見ました。

 大泉池には、コサギたちが集まっている島があります。多くのコサギがいます。今朝は、その島から、6羽ほどのコサギが飛び立って、大泉緑地から遙か遠くへと離れて行きました。コサギ達は昼間はそれぞれに行き先を決めていて、出かけていくのだなと思いました。

 昨日の夕方、1時間ほど土砂降りの雨が降りました。今日は、木の幹に登っているダンゴムシを見ました。激しい雨が降るときは、ダンゴムシは流されないように、壁や木を登ったりするようです。孫と一緒にダンゴムシの観察をしているのですが、雨の時の行動を調べるのも面白いかなと思いました。

 

 大泉緑地から戻ってきて、今日は、管理をしている公園の草取りをしました。15日に台風7号が来て、雨が多く降りました。台風以降、時々夕立も降るようになり、野草たちが一気に成長を始めています。管理をしている公園でも野草が目立ち始めたので、草抜きをしました。昨日の夕方、1時間ほど土砂降りの雨だったので、今日は草抜きがしやすかったです。また、雨が降ると、草取りを少しずつしていこうと思います。蚊が多くいるので大変です。

 

 仮想研296 『ゲド戦記6 アースシーの風』を読み終えました。7月23日、ゲド戦記を1巻から読み始めて、今日やっと、ゲド戦記6を読み終わりました。時間がかかりましたが、とても素晴らしい物語でした。今回、最後の巻を読んで、竜と、人間と、魔法使いとの関係が分かりました。竜と人間は、元々同じだったけれど、人間は、土地と言葉と物を作る力を選び、竜は、自由と風と火をあやつる力を選びました。魔法使いは、物のまことの名前を知る力を持ち、心を操る力を持つ人間のようです。

 まず、生命の進化を考えさせられました。例えば、鳥と人間、トカゲと人間は、もともと一つの生き物だったけれど、あるところから違った生き方を選んで、違った生活をしています。物語として表現すると、このゲド戦記のように、竜と人間の生き方の違いという表現になるのでしょう。魔法使いは、宗教者、科学者を表現しているのだと思いました。人間同士の戦いがいくつも書かれていて、戦いに負けた人達、また、弱者が支配され、酷い仕打ちを受けることも多く表現されていて、人間の残酷さがひしひしと身にしみて感じました。今、戦争をしている地域で行われていること、負けて支配されるということの状況も、この物語に表現されています。

 また、「天地創造の頃の言葉を知ること」、これは今、人間が、科学として追究している課題であって、生命のDNAに書かれている言葉や、宇宙の仕組みや、素粒子の構造などが、追究され続けています。しかし、竜の生活のように、自由に自然に生き続けるという生き方もあるということです。

 ゲドは、いろいろな課題に挑み、戦い続けて、世の中のひずみを正したけれど、最終的には、「天地創造の頃の言葉を知ること」も、「魔法の力」も無くして、自然の中で自然と共に平穏に生き続けることを選びました。そうなんだ、と思いました。