台風の雨で植物たちが元気になった 2023年8月19日(土)
今日は土曜日です。電車は空いているので、今日の朝のフィールドワークは、地下鉄御堂筋線に沿って、北へと歩くことにしました。少し、東の空には雲があるので、歩くには丁度よい天気です。気温はすでに朝から29度ありますが、最近体が暑さに慣れてきているので、歩くことは可能です。汗がたくさん出ることで、暑い中でも歩くことができるのだと思います。水筒に500㎖のお茶を持ち、時々飲みながら、昭和町駅まで約9㎞歩きました。駅の近くの公園で、Tシャツを着替えて、地下鉄に乗ってなかもず駅へと戻りました。遊歩603 家~昭和町駅 です。
◆植物は、レインリリー、ヨメナ、ヤナギバルイラソウ、ヘクソカズラ、トベラ、ツユクサ、の写真を撮りました。
◆虫は、アオドウガネ、タケノホソクロバ、の写真です。
台風7号によって多くの雨が降りました。公園のレインリリー(ゼフィランサス)が、一斉に花を咲かせました。日頃の水やりではこれほど花が咲かないのですが、一日中降り続く雨の後には、レインリリーがたくさん咲きます。昭和町まで歩く道沿いでも、あちこちでレインリリーを見ました。台風以前の一ヶ月は、ずっと雨が降らない晴天が続いていて、道沿いの雑草も全く元気が無かったのですが、台風がもたらした久しぶりの雨で、生き生きしてきました。比較的乾燥に強いエノコログサやオヒシバなども、元気を取り戻し、穂を伸ばしています。ツユクサも、たくさん花を咲かせています。人間も、厳しい暑さから解放されたいなと思います。
仮想研289 『データとAIがもたらす教育革命 学びを変えるラーニングアナリティクス』2023 を読みました。緒方広明さんは、すごい研究者です。コロナ感染拡大時、教育委員会は、各学校教育現場にパソコンを一気に配布しました。しかし、あまり有効利用が進められていませんでした。緒方さんは、その教育システムの研究開発をされています。かなり難しい本でした。私は、学校現場側の人なので、なかなかシステムのことは分からないのですが、やろうとされていることは理解できます。子ども達がもっと、パソコンを学習道具として活用し、自ら学びを進められるようになって欲しいと、思っています。自分の生活を見ても、パソコンなしでは、何も仕事が進まない状況になっています。
緒方さんも書かれているのですが、学校現場は、明治期以来ほぼ同じ、先生が黒板に文字を書いて、子どもがそれをノートに書くという学習形態を続けています。本当に恐ろしいほど、学びの改革が進んでいない状況がそこにはあります。小学校はまだいいとしても、高校、大学でもこのようなことをしています。教育の改革を、高校、大学で真剣に取り組まなければ、日本は、世界から、研究開発分野で遅れをとるように思われます。優秀な人材が世界から集まってくるような、高等教育にしなければいけないと思います。安い労働力を得るための外国人の職業訓練もいいのですが、研究分野、大学に外国人が競ってやってくるようにしなければいけません。政府が、重点項目として取り組んで欲しい所です。
小学校では、パソコンは検索ツールをメインとして、教科書、参考資料のデジタル化を進めて欲しいものです。さらに、記録、通信、交流、練習問題、テストなども、パソコンで進められるようになってほしいと思います。世の中全て、そのように進んでいるのですが、教育現場だけ、取り残されているというような状況です。子どもは適応能力が高いので、すぐに使いこなします。しかし先生は、保護者から、世間からのクレームが怖いので、「出来ない家庭はどうするか、ネット環境が揃っていないので全員で取り組めない、指導要領のしばりがある」などと、いつも及び腰です。スマホが今ではどこでも繋がるので、ネット状況は大丈夫です。真剣に、AIを活用した教育改革を、どんどん進めなければいけないと思いました。