タイワンタケクマバチの写真を初めて撮る 2023年8月18日(金)
昨日は、早朝歩きで大泉緑地へ出かけて、雨に遭ってしまい、濡れて帰ることになりました。今日は、朝起きた時から雨が降っていました。5時過ぎから歩きに出ることは諦めて、先に、ブログアップや、昨日の山河遊歩を仕上げたりすることにしました。
今日の雨は、朝から暫く降って、早々に上がりました。堺北図書館は10時に開館するので、9時30分に家を出発しました。図書館で本を借りてから、大泉緑地を一周歩いて、昼前に家へ帰りました。すぐに車で、道の駅しらとりへ野菜を買いに行きました。しらとり公園のフィールドワークもしました。遊歩602 堺北図書館・大泉緑地・しらとり公園 です。
◆図書館では次のような本を借りました。
①アーシュラ・K.ル=グウィン『アースシーの風 ゲド戦記6』岩波少年文庫2009
②ミヒャエル・エンデ『魔法のカクテル』岩波少年文庫2019
③ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡 迷宮』岩波現代文庫2001
④緒方広明、江口悦弘『データとAIがもたらす教育革命 学びを変えるラーニングアナリティクス』日経PB2023
大泉緑地と、しらとり公園では、次のような生き物の写真を撮りました。
◆植物は、ムクゲ、ロウバイ、ナンキンハゼ、ミカン、ススキ、スイレン、ポーチュラカ、ハス、サンゴジュ、コブシ、コナラ、コスモス、カリン、オオケタデ、イチョウ、アベリア、の写真を撮りました。
◆昆虫は、タマムシ、タイワンタケクマバチ、クマバチ、シロテンハナムグリ、オオトビサシガメ幼虫、ショウリョウバッタ、キリギリス、アオスジアゲハ幼虫、イチモンジセセリ、セグロアシナガバチ、ヤマトシジミ、シオカラトンボ、キマダラカメムシ、の写真を撮りました。
◆その他生き物は、ニホンカナヘビ、がいました。
今日は、しらとり公園でタマムシの写真を撮影することができました。少し前、槇尾山に行ったときもタマムシの写真を撮っているので、今年、写真が撮れたのは2回目です。
仮想研288 タイワンタケクマバチを大泉緑地で見る。クマバチと同じような所を飛んでいるのですが、胸が黄色くなくて真っ黒です。羽の色は虹色に光っています。少し前から飛んでいたのかもしれませんが、今日初めて写真を撮りました。国立環境研究所のホームページには、侵入生物として記載されています。ネットで調べると次のような事が分かりました。
「国内では2006年に愛知県豊田市で初めて発見されたタイワンタケクマバチが、泉北ニュータウンの若松台付近でサンゴジュの花に集まっているのが見つかりました。近年、岐阜県・滋賀県・奈良県・三重県・京都府・堺市美原区などで次々と発見されていましたが、2021年6月泉北若松台でも訪花中のタイワンタケクマバチが見つかりました。大陸中国から、竹製品とともに愛知県へ侵入したものと考えられています。体長2cm程度でオスは全身真っ黒、メスも黒いのですが、目の間に黄白色の斑紋があります。竹に直径2cm程度の穴をあけて巣を作ります。(2021年6月2日)」(泉北金剛コミュニティ)
「■原産地 中国、台湾。
■形態と生態 在来種のクマバチ(キムネクマバチ)に比べて細い体形で、体長は 2cm を超える。しばしば飛んだまま空中で停止するため、観察しやすい。フジ、クロガネモチ、クチナシなど、さまざまな花の花粉を利用する。竹に穴を空けて巣を作る。
■移入経路と現状 2007 年に、愛知県豊田市と岐阜県安八郡で初めて侵入が報告された。以後、急速に分布域を拡大している。
■影響 在来種のクマバチと花の花粉や蜜をめぐる競合が起きる可能性がある。また、竹に営巣するため、農具として竹を利用する農業、建築業にも影響が予想される。このほか、本種に付着して移入してきたダニが、在来ダニを遺伝的にかく乱する可能性も指摘されている。
■類似種との識別点 在来種のクマバチの胸には黄色い毛が密生して、遠くからでもはっきりと黄色に見える(種名「キムネクマバチ」の由来)のに対して、タイワンタケクマバチの胸部の毛は目立たず、
全身が黒っぽく見える。
■対策 巣を作るのに古竹を好むことから、立枯れの竹を放置しない、手入れしていない竹林は伐採するなどの対策が考えられる。目立つ虫なので、早期発見に向けた情報発信、啓発が必要である。」(愛知県ホームページ)
クビアカツヤカミキリは、日本各地に分布を広げて、サクラの木を中心に、被害を与えています。今年も、しらとり公園や新金岡団地のサクラの木で、何匹もクビアカツヤカミキリが発生しているのを見ました。このタイワンタケクマバチの事は、あまり知らなかったのですが、今回初めて大泉緑地で写真を撮り、ネットで調べることで、分布を広げてきていることが分かりました。