『ジム・ボタンと13人の海賊』を読む 2023年7月22日(土)

 

 今日は、10時には気温が30度になりました。これからの暑い夏の生活をどのようにしていくかという目安は、朝何時に30度になるかで、その日の生活の仕方を考える必要があります。30度を超えると、街のフィールドワークが出来なくなり、それ以外の生活を考えないといけません。歩かないと体力は落ちるし、歩くと命が危ないし、これから2ヶ月間は、生活がかなり難しくなります。困ったことです。

 今日は、朝の涼しい間に、ポストまで手紙を出しに行き、公園の花の様子を見ました。プランターの土が乾いていたので、水やりをしました。公園の、小さめのプランターの一つに植えているニチニチソウが枯れ始めています。多分、毎日散歩にやってくるイヌが、おしっこをかけるのだと思います。そこで、そのプランターの場所を移動して、「ワンちゃん おしっこ かけないでね」と書いた表示を付けました。いつも、家で花の世話をしている人には、花の様子がわかるのですが、花の世話をしていない人には、公園のプランターにどんな花が植えられているのか、水やりをどのようにしているのか、元気に成長しているのか、花柄が取られているか、など、全く気が付かないのだと思います。スマホ片手に、散歩をさせているワンちゃんの行動は、特に要注意です。

 今日は、母の家の花壇の様子を見に行き、部屋はエアコンをつけているか確かめました。昨年も、夏の暑い間は、ずっとエアコンを28.5度の設定でずっと入れていたのですが、今年もそろそろスイッチを切らないで入れ続けて欲しいです。「高齢なので足が冷える」と言い、エアコンを切ってしまうことがよくあります。また、一度切ると、昼間暑くなっても自分で冷房を入れることに気が付きません。猛暑の夏の間は、ずっと同じ温度で入れっぱなしが一番いいのですが、切ってしまうのが気になります。これから、昼間の気温が35度以上になるので心配です。

 

 仮想研262 ミヒャエル・エンデ『ジム・ボタンと13人の海賊』 午後から、買い物に車で出かけて、その後、暑いので家で本を読みました。少し前に読んだ『ジム・ボタンの機関車大旅行』の続きです。1961年に書かれた本です。2011年に岩波少年文庫から出版された(上田真而子訳)本で読みました。エンデの原作も素晴らしいのだと思うのですが、訳が本当に読みやすく、ぐいぐい引き込まれていき、一気に読み切ってしまいました。登場人物全てが繋がっていき、最後にはみんなが幸せになっていくという、子どもの優しい心を裏切らない素敵なストーリーでした。次々に展開していく場面設定は面白く、また奇想天外で、頭の中に楽しくイメージ化されていきます。絵本ではなく、ほぼ全て言葉で情景を表現していくエンデの文筆力はすごいなと思いました。蒸気、蜃気楼、大気、火山、砂漠、竜巻、海底、酸素、イオウ、アスファルト、溶岩、磁鉄、磁力、水晶、鍾乳洞、珊瑚など、科学的な用語も次々と出てくるのですが、それはそれでイメージできるように、言葉を尽くしています。素晴らしい作品だなと思いました。岩波少年文庫の中でも、高学年以上が対象の本ですが、ほぼ全ての漢字にルビが振ってあるので、集中力のある子どもだったら小学校3,4年生でも読めるのではないかと思います。私は次、ゲド戦記の6冊を読み進めます。子ども達は、夏休みなので、図書館で借りて、岩波少年文庫の作品を次々と、読み進めて欲しいと思います。私は図書館で予約貸し出しをしているのですが、岩波少年文庫を借りることができなくて困ることはありません。日本の子ども達、読書の夏です。本を読む子どもから賢くなっていくと思います。