きつね先生、長い間、来なかったね? 2023年6月27日(火)

 

 今日は、幼稚園に久しぶりに行きます。6時50分に家を出て、7時過ぎの地下鉄で難波に出て、7時36分の準急で奈良へ向かいます。ここに書いておかないと、暫くぶりなので、忘れてしまいそうです。朝電車に乗り、奈良まで行くと、本がかなり読めます。

 

ぎつね幼稚園(06 今日は、久しぶりに幼稚園に登園しました。「きつね先生、長い間、来なかったね?」と、年中こぎつねにお尋ねされました。「病気で、幼稚園に来られなかったの。」と、返事をしました。気にかけてくれている、園児こぎつねがいました。 

 年長クラスは、午前中ずっと、卒園アルバムの写真撮影でした。そのため、今日は殆ど年中クラス周辺にいました。年中の虫大好きこぎつね達と、あちこちで虫取りをしました。ベニシジミ、ヤマトシジミ、モンシロチョウを、上手に何匹も捕まえていました。チョウがよく見られるのは、年少クラスの横の草原です。何度か、草原まで遠征してチョウを捕まえました。年少クラスの横の広場から、広い園庭に戻るとき、虫好き3歳こぎつねが一緒についてきました。年少(3歳)は、勝手に広い園庭まで出てきてはいけないのですが、虫取り仲間はこうして育っていくのだなと思いました。

虫は、オオシオカラトンボ、ゴマダラカミキリ、ツマグロヒョウモンの蛹、の写真を撮りました。他にも、オンブバッタの幼虫、ベニシジミ、ヤマトシジミ、モンシロチョウなどは、年中こぎつねがつかまえました。

 

 遊歩563 日本橋駅~天王寺駅 を歩きました。今日は、奈良からの帰り、日本橋駅で近鉄電車を降りて、天王寺駅まで歩きました。黒門市場、日本橋周辺には、多くの外国からの観光客が歩いていました。今日は日射しも強くとても暑いので、アーケードのある日本橋電気店街を南へと歩きました。昔、理科の先生をしていた頃よく通っていたシリコンハウスという電機部品店は、少し場所を変えて、大きくきれいになっていました。地下鉄恵美須町駅近くから新世界を歩き、通天閣の下を通りました。この周辺も外国からの観光客が多くいました。てんのうじ動物園の上をまたぐ歩道橋を通り、現在工事中の美術館への階段を上がり、天王寺公園へと向かいました。今日は、殆ど植物が見られない道を歩いたので、生き物の写真を撮ることができませんでした。暑かったです。

 

 仮想研240 池田清彦『騙されない老後』(2021年) を読み終えました。奈良のこぎつね幼稚園への往復と、夕方の時間を使って、1冊本を読みました。池田清彦さんは、「ホンマでっかTV」に出ていて、よくお顔も分かっている生物学の先生です。早稲田大学で長く教えておられて、現在は名誉教授です。1947年生まれなので、76歳のようです。

 第1章 新型コロナウイルスの正しい情報を知る。(老人に必要なウィズコロナを生きる知恵、教えます) 第2章 老人だからこそ「今」を楽しむ。(どんなに心配しても人はいずれ死にます) 第3章 嫌いなことはやらなくていい。(世の健康情報に振り回されたらダメです) 第4章 健康診断は受けなくていい。(誰かの言いなりでは自分の命は守れません) 第5章 人づきあいは必要だが「適当」ぐらいがちょうどいい。(大事なのは頭の中の「多様性」です) 第6章 ボケても困らない時代の到来。(テクノロジーは弱者の味方です) というような内容でした。

 前書きに、次のようなことが書かれていました。

「そもそも温暖化の決定的証拠とされたのは、20世紀後半になってから気温が急上昇していることを示した「ホッケー・スティック曲線」だが、それはねつ造であったことは海外では有名な話だ。地球温暖化は、1997年にストップし、21世紀に入ってからは世界の平均気温はむしろほんのわずかだが下がっているという、イギリスの気象庁とイースト・アングリア大学の気候研究ユニットが発表したデータもあるし、北極海の夏の海氷面積はこの10年増減を繰り返していて、消滅する気配などない。シロクマも絶滅するどころか、ここ10年で頭数は30%ほど増えている。日本人の多くがこの事実を知らないのは、こうした事実を不都合に感じる権力によって報道が差し控えられているせいである。」

「これから老後を迎える人や、すでに老後を生きている人にとっては、「安全」や「健康」は重要なテーマだと思われるが、真実を知り、自分で考え、真っ当な判断をしなければ、本当の安全や健康は手に入らない。ただ言いなりになるだけでは、安全や健康のためにどんなに犠牲を払っても、かえって命を縮めることにもなりかねないし、そもそも老人だからかくあるべきというのも、もしかしたら、騙され続けた結果の思い込みかもしれないのだ。権力に従順でいるだけでは豊かな老後は過ごせない。大事なのは何が最善であるかを自分の頭で考えて、自分で決める、ということだ。つまり、ボケている場合ではないのである。」

 病院も政治家も、「自分の生き残り」のために判断し行動しているということなので、そのまま信じていると大変なことになってしまいます。そう言われると、例えば、文科大臣や防衛大臣は、年寄りではダメだなと本当に思いました。文科大臣は40~50代の人、防衛大臣は50~ 60代の人が担当しなければいけません。日本の現在を生きていて、これから10年、20年後の世界をきちんと見通して、さらに自分の施策を検証できる人がならないと、70後半、80歳台の、先のあまりない人に日本の国の将来を任せてはいけないということです。現在の文科大臣は69歳、防衛大臣は67歳です。