大和川河川敷は6月2日に水没していた 2023年6月24日(土)
今日は土曜日です。子ども達の登校がないので、朝の家の前は、人通りがほとんどありません。今日も、朝5時に起きて、コーヒーとお茶を淹れました。コーヒーはコーヒーメーカーで、お茶は一日分1ℓを朝に作ります。最近は、部屋の温度が高くなってきたので、お茶は、昼頃からは冷蔵庫に入れるようにしました。しっかり水分を取ることが大切なので、自分で飲む量を管理しています。
コーヒーを持って自分の部屋に上がり、5時30分から8時30分頃まで約3時間、一気にブログアップをしたり、山河遊歩を書いたりします。朝からなら、3時間の集中した書きしごとができます。教科書や指導書の原稿を書く時は、ブログアップ、山河遊歩書きに続けて、8時頃から昼の1時頃まで5時間のしごとをします。そして、午後から歩きに出るというような生活です。今は、原稿書きがないので、公園の花の世話、メダカの水替え、掃除機かけをしながら、本を読んだり、ペン字の練習をしたりします。昼前から、フィールドワークに出るようにしています。
遊歩561 堺北図書館~大和川河川敷~我孫子前駅 を歩きました。曇り空だったのですが、暑かったです。水筒にお茶を入れていったのですが、全部飲んでしまいました。
◆図書館では次の本を借りました。
①村上春樹『職業としての小説家』スイッチ・パブリッシング2015
②山口裕之『「みんな違ってみんないい」のか』筑摩書房2022
③池田清彦『騙されない老後』扶桑社新書2021
◆植物は、アスクレピオス、ムラサキウマゴヤシ、ハナハマセンブリ、ピンクノウゼンカズラ、サフランモドキ、ヤマモモ、エゴノキ、アカツメクサ、アレチハナガサ、マサキ、シマトネリコ、ヒルガオ、などの写真を撮りました。
◆昆虫は、マメコガネ、トノサマバッタ、モンシロチョウ、ベニシジミ、アオメアブ、の写真を撮りました。
◆鳥は、カワウ、コサギ、ムクドリ、カラス、を見ました。
大和川の河川敷を久しぶりに歩きました。6月2日、台風2号接近に伴い、梅雨前線が活発になり近畿地方にも大雨が降りました。今回歩いた河川敷は、完全に水没していたようです。
ネットで調べると、
「2023年06月02日15時43分、大型の台風2号(マーワー)による大雨の影響で、奈良県から大阪府へと流れる大和川が増水し、氾濫の恐れがある状態となっている。大和川河川事務所は氾濫危険情報「警戒レベル4相当」を発表。上流は板東水位観測所で、下流は柏原水位観測所でそれぞれ「急激な水位の上昇により、今後『氾濫危険水位』を超過する見込みです」と呼びかけている。「堤防決壊などによる氾濫の恐れがある」と説明。流域で浸水被害が発生する危険があり、各市町村の避難情報を確認するよう呼びかけている。浸水被害が発生するおそれのある地域はそれぞれ、次のとおり。▽上流【奈良県】大和郡山市、天理市、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、郡王寺町、広陵町、河合町。▽下流【大阪府】大阪市、堺市、八尾市、松原市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市、東大阪市」
と、いうことでした。
6月2日は、自分の一回目のコロナ感染で大騒動をしていた頃でした。あまりテレビを見ていなかったので、その時の大和川の状況は理解できていなかったのですが、当時の氾濫危険水位と言われている遠里小野橋付近の大和川の写真を見ると、堤防まであと数mという所まで水位が上がっていました。
今日歩いてみて、6月2日の増水の時の痕跡をいくつも見ることができました。河川敷のアシや蔓植物は、なぎ倒されたり、流されたりしていて、上流からの土砂や植物片が大量に流れ着いていました。あびこ大橋から遠里小野橋付近までの河川敷の遊歩道周辺は、完全に水没していたことが分かりました。河川敷の道は、案外きれいだったので、洪水後、流れ着いた土砂や植物片は、行政によって取り除かれたのかもしれません。遊歩道周辺には、大量の土砂や、植物片、ゴミが堆積していました。
仮想研238 直江将司『わたしの森林研究』 を読みました。京都大学の大学院に籍を置きながら、茨城県北部にある「小川の森」で、調査研究されたことを、分かりやすく紹介されている本でした。動物による種子の散布、特に、鳥による種子の散布について研究をされていました。よくある科学論文集のような難しい本ではなくて、一般の人にも分かりやすく、経緯や調査の要点、失敗したこと、分かったことなどについて紹介されている本です。鳥は、なかなか目で見て調査ができないので、時間を決めて、その間に聞こえる鳴き声で存在を記録するようです。そのとき、他の鳥の鳴き声をまねる鳥がいて、「○○の鳴き声をまねする○○鳥の鳴き方を、さらにまねをする○○という鳥がいる」ということもあるようです。調査には、いろいろな困難があることが分かりました。
直江さんは、この本を書く時、鳥や動物の名前をカタカナだけでなく漢字表記も紹介されていました。「日本は世界でもめずらしいほど古くから続いている国であり、日本語を使い続けている。そのため、昔の日本人がつけた名前をわたしたちは比較的かんたんに理解することができる。千年以上前の祖先がどのような視点で生き物と付き合ってきたのかを知れるのは、わたしたち日本人の特徴である。このような考えから、ところどころで文章の流れを損なわない程度に、名前の解説も付けてみた。」とありました。ニュウナイスズメ(入内雀)、イエスズメ(家雀)、ハシブトガラス(嘴太烏)、ブナ(橅)、オニグルミ(鬼胡桃)などです。とてもよいことだなと思いました。