「奈良の学習法」について話し合う 2023年2月10日(金)

 

 今日は、朝から雨が降っています。一日中降るようです。一週間我が家から登下校していた孫ですが、水曜日の朝からは、家から登校するようになりました。しかし、水、木は、我が家へ帰ってきて、宿題をしたり、くもんに行ったりしてから、夕食を食べて、風呂に入って、家に送って行っていきました。今日、金曜日は、学校から自分の家へと帰るので、今日は一日、孫は来ません。土日は、また来て泊まるようです。来ると、目が離せませんので、ちょっと大変です。

 昨夜夜中の2時頃目が覚めて、しばらく寝付けなかったので、今朝は眠いです。今朝は孫が泊まっていないので、平常の静かな朝となっています。ブログアップをして、写真の整理をして、山河遊歩を書いて、数日分滞っている日記の整理をして、図書館の本の予約をして、半日が過ぎました。途中、病院への送り迎えをしました。

 最近車はよく動いています。病院の送り迎え、孫をお風呂に入れた後、夜に家へと送るなどです。これまで夜にあまり運転をしていなかったのですが、少し慣れてきました。早く自治会総会を終えて、遠くへ車でお出かけをしたいと思っています。「探究的な生活」ができればいいなと思います。

 午後から歩きに出ました。午後3時30分に、難波で後輩の先生と会う約束をしているので、まず家からできるだけ歩いてから地下鉄に乗ることにしました。長居駅まで歩くことができ、そこから地下鉄で難波に出ました。遊歩471 家~長居駅 です。今日は、ウメの花の写真と、道路を縄張りにしているハクセキレイの写真を撮りました。

 3時30分に難波で後輩の先生と会うことができました。1時間半ほど喫茶店で話をして、分かれました。仮想研150 「奈良の学習法」について話し合いをする です。22年間、こぎつね附属小学校で先生をしていました。こぎつね小学校は、子ども達が自ら学習を進める「奈良の学習法」に、昔から取り組んでいます。その趣旨を端的に表現している言葉が、「学習即生活 生活即学習」です。生活自体を学習に取り込み、生活の中で学習の追究をする事で、「子ども主体の学習」を実現している学校です。学習とは、教える時間ではなくて、子どもが自らの学びを構築していく時間として捉えています。今日の話し合いをまとめてみました。

A. 生活を学習へと取り込む活動は、①朝の会、②日記、③自由研究 の3つあります。毎日全員が短く話す朝の会(元気調べ)、毎日書いてくる日記(月~金は学校のこと、土日は家のこと)、家で調べたことを発表する自由研究、などです。

B. 子ども達が自ら進める活動は、④各教科の学習係が全ての学習の進行をする、⑤学校行事、遠足、学級活動、委員会活動など、あらゆる活動を子どもが進行する、⑥朝の会、帰りの会、宿題の提案、専科の先生との連絡など全て子どもがする、など、学校の生活を子ども達が全て進めることで、主体性を育て、自分ごとの学習として学びを深めています。

C. 書く・話す・考える活動は、⑦学習のめあて、ふりかえりを、あらゆる学習や活動の前後に発表する、⑧4年生以上になると板書も子どもがする、⑨常に子どもの声で活動が始まり、子どもの声で活動を終える、⑩「先生からのお話」の時間をとってもらい、子どもの学習、活動のよさを短く褒める、⑪どの学習も、どの活動も、「ふりかえり」を書く時間を必ずとる、など、子どもの書く力、考える力、そして話す力を育成します。

 このようなことを、後輩の先生と話をしました。子どもはとっても賢い能力を持っています。特に低学年からこのような学びの環境の中で育つと、あらゆる能力が進展し、ちょっと考えられないような成長が見られます。先生は、「子どものあらゆる可能性、考え、行動力を引き出す環境を創る人」にならなければいけないということなのです。無茶ぶり、見守る、褒める、などの積み重ねで、子ども達を育てます。