山河遊歩2年目のふりかえり 2022年12月31日(土)
朝から、10年日記の整理をしました。今日で、10年日記の1年目が終わります。明日から2段目を書くことになります。健康で一年間過ごせたことに感謝です。2年目、3年目、そして10年目と、健康生活ができて、続けたいものです。
2年間で記録した植物の種類を整理してみると、640種ほど記録をしていました。昆虫も整理をすると、2年間で368種でした。両方合わせて1000種ほどの生き物の写真を撮っています。これに、鳥が70種ほどが加わります。2年間カメラを持ち歩き自然観察を続けて、少しは虫や花や鳥に詳しくなったように思います。これまで、40年近く理科教師をしてきたのですが、岩石は日本各地、また、外国まで出かけて観察してきたのですが、虫、花、鳥は、まったく詳しくありませんでした。小学校の理科教師40年間を終えて、さらに大学と幼稚園の非常勤教諭を4年終えて、やっと2年前から自然観察をする時間ができました。今頃になって詳しくなっても、子ども達には申し訳ないことなのですが、お詫びも兼ねて、身近に見られる花、虫、鳥に、詳しくなりたいと思います。遠くまで出かけて、特別な写真を撮るようなことはしないで、近くの道や野原を歩いていて子ども達がよく見かける、虫、花、鳥の見分けが付けられるようになりたいなと思います。今年から書き始めた10年日記にも生き物の記録をしているので、10年日記が自然観察記録日記、航海記日誌になっていくのではないかと思っています。
生き物の写真は、「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログに載せているので、検索すると直ぐに写真記録を見ることが出来ます。10年日記にも書いているので、昨年と同じような季節に、どんな生き物の観察をしていたのか確かめながら、毎年深めていくこともできると思います。10年間続けると、自然の大海を歩く航海日誌になるのではないかなと考えています。
「きつねTのこぎつねだより」のブログは、この山河遊歩を掲載しています。2年前から毎日書き続けていて、2年間で730号まで書いています。野外観察で見つけた生き物一覧や、歩いたコースの記録をしたり、仮想研として読書記録を書いたりしてきました。日々の暮らしの記録もしています。2年間は、ちょうど自治会会長の2年間だったので、その記録も詳しく書いてきました。次年度からは、教育や自然科学に関して少しテーマを決めて、何回か連載し、考えたこと、したことを書いていくのもいいかなと考えています。しかしまだあと3ヶ月、自治会会長のしごとがあるので、それを3月の末で終えてからになるかもしれません。4月からは、人生初めて、自然観察専科の生活になります。二上山、生駒山、金剛山、吉野山、高野山の麓を歩き、また、紀ノ川、淀川、木津川沿いを歩いて、フィールドワークをしていきたいと思います。
最近、グーグルの画像検索で、生き物の写真から、名前をある程度絞り込めるようになってきています。本当にすごい時代になってきたなと思います。これまで、全く検討が付かない植物や昆虫の写真を撮った場合は、調べるのに最低30分以上はかかりました。それでも、名前まで行き着かない場合もよくありました。調べにくいなと思うような植物は、写真を撮るのを控えてしまうような場合もありました。本当に、最近のグーグル画像検索の威力は素晴らしいです。画像検索で検討を付けてから、図鑑で調べ直すことができるので、瞬時に詳しい情報に行き着くことができるようになりました。また、ネットには、よく似た植物の見分け方を掲載している人もいて、そのページも重宝しています。さらに、昆虫は、種類ごとの詳しい図鑑が公開されています。分厚い本の図鑑をめくるよりも、多くの画像を素早く見ることができます。現在の子ども達は、このような便利な状況から自然観察をスタートするので、詳しい観察をどんどん深められる時代になっています。マニアな子ども、博士ちゃんが、育つなと思います。こども達に負けないよう、フィールドワークの行動力で勝負していこうと考えます。