仮想研の書き進め方を考える 2022年11月23日(水)
朝から雨が降っています。今日は水曜日なので、道の駅しらとりへ野菜を買いに行く日ですが、祝日なので混み合っているといやだなと思います。しかし、雨なら駐車場が空いているかもしれません。雨の降っている間に、買い物に行こうと思います。
昨日は、大阪市立中央図書館から天王寺まで歩きながら、仮想研の次年度の取り組みについて考えてみました。今は、図書館で借りた本を読んで、その読書記録を書いているのですが、自分で考えたことや、少し研究したことについて、発信していくこともいいかなと思いました。2日前、「予想と仮説」の違いを考えて、使い分けが出来るようにしようと文章にしたのですが、編集部からは、「文科省は、予想と仮説は、同じように扱っていて、はっきりした使い分けをしようと考えていないようです」と、意見があり、折角書いたけれど、その部分は原稿に載せないことにしました。仕方ないので、自分のブログで発信していくようにしようと考えました。
今回、この「違い」について考え直していくということは、教育の場面や、自然観察では、いろいろあるのではないかと思いました。最近続けて読んでいる盛口満さんは、いろいろな分野の自然の観察記録を書き続けておられるのですが、その時、新たに関わる分野について、とても詳しく調べられています。自分もいろいろな自然の観察をしているのですが、目に付いたものだけの記録になっていて、細かく深く調べることをしていません。理科教育用語もそうですが、自然の記録についても、突き詰めて考えていないことが多くあることが分かりました。ドングリが何種類あるのか、観察できるテントウムシの種類はどれくらいいるのか、近くの池や川にやってくるカモ達は何種類いるのかなど、ちょっと深く研究的に調べるようにしなければいけないなと考えました。2年間、あちこち歩いて生き物の写真を撮って、概要は見えてきたので、一つずつ、詳しく調べたり、考えたりをしていく段階に入らなければいけないなと思います。
昼前に道の駅しらとりへ、野菜を買いに行きました。雨がちょうど上がったところでした。祝日なので、家族連れも多かったのですが、車は駐車場に無事に入れることができました。雨上がりすぐなので公園でフィールドワークはしないで帰りました。
午後からまた雨模様なので本を読みました。仮想研105 盛口満『雨の日は森へ』です。盛口満さんの本を次々と読んでいます。盛口さんは、とても忙しい方ですが、多くの本を書かれています。どのようにして、この多くの本を書いておられるのか考えてみました。おそらく、沖縄にマニアの方が観察に来られて一緒に活動したときのこと、自分が各地へ出かけて観察をしたときのこと、大学生に講義をしたときのことなどを、その時々に書きためておいて、それらを自分のこれまでの経験とつなぎ合わせながら1冊の本にまとめられていると思います。今回の本は、ドングリ、コケ、粘菌、冬虫夏草の観察を、雨の日の森をテーマとして、まとめられていました。日々の観察を、ドラマとして書き溜めておくことが大切なのだと思いました。一方、齋藤孝さんも猛烈に本を出版されているのですが、斎藤孝さんは、まずテーマを立て、そこから小テーマ、小項目を書き出し、目次を構成してから、書き進められているように思われます。人それぞれ、一冊の本にまとめていく方法が違っているように感じます。本人から本の書き方について話を聞かせて頂くと、全く違っているかもしれませんが、こんな印象を受けています。今後の仮想研の書き進め方の参考にしようと思っています。