幼稚園の公開保育研修会に参加 2022年11月16日(水)

 

 今日も、5時に起きました。今日は、幼稚園の公開保育を見に行くので、朝から、昨日書いた山河遊歩を見直し、ブログアップを済ませてから出発することにしました。朝7時の電車に乗り、難波で乗り換えをして、奈良のこぎつね幼稚園に行きました。8時過ぎに駅に着いたので、駅前のスタバで8時45分まで本を読み、9時に幼稚園に行きました。今日は、3歳クラスの公開保育です。午後4時過ぎまで、研修会がありました。研修のアンケートを翌日書いて送りました。今日は、その記録をここに添付にします。

 (1)保育を参観して

・秋の自然のめぐみを存分に活用して、3歳の子ども達の自然体験を増やしていました。どんぐり虫(ゾウムシの幼虫)を見つけて、それを飼育する活動も素晴らしい発想です。ダンゴムシと同じように、3歳の子ども達でも扱える対象でした。大人の発想の、ドングリごまとか、人形作りなどになりがちなどんぐりの扱いですが、どんぐり虫に正面から取り組まれていたのは、とても素敵でした。カブトムシの幼虫を育てるような腐葉土の中に入れておくと、春にはゾウムシの成虫が出てきます。

・ドングリを転がす活動もいいなと思いました。たらいの上に落ちる音が印象的でした。子どもの心の中に残る音だと思いました。斜面をあまり長くしないで、転がって落ちる音を楽しむ活動でも良かったのかもしれません。

・全体活動は、導入の所を見ていなかったのでよく分からないのですが、電車ごっこ、ジャングルジム遊び、砂遊びなど、多様なところで活動してきた子ども達にも、みんなが落ち葉にふれる活動をさせていると思いました。葉や、木の実や、細い枝など、3歳では画用紙に貼るのはまだ難しいので、このようなカップに入れる活動をしているのだなと理解しました。

・登園の時の鞄や水筒を持ったまま、活動に入ってしまった子ども達の興味を大切にされて、そっと後ろから鞄や水筒を下ろさせている先生の姿に、感動しました。優しさ、温かさの保育が、その子達の成長にとって、とても重要です。先生の緩やかな対応が素晴らしいと感じました。

(2)研究会の内容について

・DDの活動(毎日の話し合い)について、取り上げられていたと思いました。園内で保育にかかわる人が集まり、「ふりかえり」「きづき」「もんだい点」など、一言ずつでも延べ合う時間は大切です。

・小学校でも、「朝の会」は、とても重要な活動です。全員が「今日、○○で、○○を見つけました。○○だと思います。これから○○していきたいです。」の三文で、一つのことを伝える活動です。もちろん「ふりかえり」にも使えます。長く話しがちな子どもがいて、短く30秒以内に、三文で話すという指導を常にしてきました。小学校では学級に40人いたので、一人30秒でも、20分かかります。保育に関わる人のDDでも、三文で、1人の発言を30秒以内で伝えるように心掛けると、短い時間でもDDの時間を毎日確保することができるのではないかと思いました。保育所など、時間確保が難しい職場は、机の周りに立ったまま、短く一言ずつ話すことが、職場の改善、安全確保、子ども達の成長の確認などに、貢献するのではないかと考えました。10人で行う場合、一人30秒で、5分です。

(3)運営面、会場等について

・新しく入られた先生が司会をされていて、上手に短いコメントを入れながら、進行をされていました。とても上手に話をされていて、能力の高い人だなと思いました。運営に関わるしごとを若い先生が担う経験は、とても大切です。

・子ども、先生、参観者の全体の動きを常に気にする副園長、理論を提案する研修主任、さらに安全管理に関わる養護教諭の先生、警備員、技術職員、事務員さんの姿もあちこちで見られ、先生方が子どもの保育に専念できている園の環境も感じられました。