温暖化について考える 2022年10月21日(金)

 

 今日も朝からとってもいい天気です。最低気温は12度まで下がっているのですが、昼間は24度ぐらいまで上がるようです。15~25度の間ぐらいで生活出来るのが一番快適だなと思います。

 世界各国で異常気象が起こっていて、大変な状況のようです。アマゾン川、ミシシッピ川で極端に水量が減っていたり、パキスタンで国土の3分の1が洪水の被害を受けていて、マラリアで国民が苦しんでいたりしているということです。また、タクラマカン砂漠では、周囲の高い山の氷河が解けて、砂漠に湖がたくさんできているということも報道されています。そのような、温暖化による異常気象が言われている一方、「温暖化の傾向は地球本来の変動の範囲のことだ」という意見もあり、「二酸化炭素排出量の規制は必要ない、先進国の政治的な言い分だ」と、言う学者もいます。さらに、世界各地で大規模な山火事が起こっているという状況も報道されています。いろいろ異常気象が続いているのですが、「1901年から2010年の110年間で19センチも海水面が上昇しています。今後2100年までに海面上昇は最低でも26センチ、最大で82センチとなると見積もられています。」というような、世界地図が変更されるような事実も進んでいます。地球全体の温暖化を、人の努力によって本当に止められるのか全く分かりません。

 日本では、河川をきれいにする取り組みが進み、瀬戸内海の水質が良くなることにより、魚の取れ高が減っているとも言われています。人が自然を操作するということは、このような予測以上の事が起こるということです。大気中の二酸化炭素の量が、どのくらいが本当は適切であるのか分かりませんし、本当に減らす事ができるのか、また、空気中の二酸化炭素の量を人の力によって一定に保ち続けることができるのか、疑問も多くあります。

 地球は、地質年代の第四紀になって、何度も氷河期があり、氷期の気温は、間氷期の現在よりも6~7度低くなります。現在は、間氷期で暖かい時期で、地球全体の平均気温が14度です。氷河期になると、地球全体の平均気温が10度以下になるようです。そうなると、アメリカ大陸北部やヨーロッパ地域は厚い氷河に覆われるような状況になり、海面は100mも下がるということです。

 しかし一方、氷河期がなぜ起こるのかということが、まだ、はっきり分かっていません。地軸の傾きの変化、海流の変動、地球の軌道の変化、大きな火山活動、磁極の変化、大陸の動き、などが考えられているのですが、決定的な原因はまだはっきりしていないようです。

 

 今日は、母のお誕生日会をしました。美々卯へ行き、食事会です。コロナ感染が少なくなっているので、お出かけすることにしました。喜んでもらえました。

 仮想研(092) 盛口満『ゲッチョ先生と行く沖縄自然探検』を読みました。沖縄島、渡嘉敷島、南大東島、与那国島、石垣島、西表島、宮古島へ、盛口満さんが、甥のあかりと太陽の二人を案内するという、話し言葉で書かれた本でした。読みやすく、沖縄の自然のことが中学生、高校生にも分かるように紹介されています。自分も、沖縄島、渡嘉敷島、石垣島、西表島、宮古島へは行ったことがあるので、状況が理解しやすかったです。特に昨年、宮古島へ行っているので、地理的なことがよく分かり、楽しく読めました。また、ゆっくり自然観察に行きたくなりました。