瀬戸内式気候を思い出す 2022年9月19日(月)
今日は敬老の日で祝日です。今朝は天気が気になって、朝5時に起きて空を見ながら、ブログアップをしたり、山河遊歩を書いたりしました。台風14号が確実に近づいてきています。昨日九州を縦断して、今朝は、三日前に予想したとおり山口県あたりにいます。まだ、近畿からは距離があるので、大阪は強い風が吹いているわけではありません。近畿には、今夜、最接近するようです。今日は10時過ぎから、敬老の日の「お赤飯の配布」を行いますが、そのとき、雨が降り始めていないことを祈りたいと思います。金曜日の夕方、お赤飯の配布を中止にしないで、実行すると決めてよかったなと思っています。
9時過ぎに、副会長さんから、「業者がお赤飯を早く搬入したので、もう分け終えました。」と、連絡がきました。そこで、直ぐに行き、台風の雨が降り始める前に、副会長さんの車で、班長さん宅へ配達することにしました。いつもの回覧板を持って回っている班長さん宅なので、一気に配り終えることができました。自分の所属している班は、とても高齢者が多い班です。班長さんだけでは大変なので、半分配ることにしました。10班中、9つの班は車で班長さん宅へ配布して、自分の班は、自転車で持って帰りました。自宅周辺5軒のお宅へは、自転車でそのまま配布しました。その後、残り半分を班長さん宅へ持っていき、10班全ての班長さんへの配達が終わりました。手際よくいっても、やはり1時間ほどかかりました。雨が降る前に全て終えて、良かったです。
お赤飯の配布を終えてから、まだ、しばらく雨が降りそうではないので、雨が降るまでと思い、地下鉄沿いに北へと歩く事にしました。遊歩(363) 家~あびこ駅 の間を歩きました。空には、台風の中心に吹き込んでいく風に流され、雲が早いスピードで動いています。北花田駅近くで雨が降り始めたので、紀伊国屋書店でしばらく本を見ていました。外へ出ると雨は止んでいたので、再び北へと歩き、大和川を越えてあびこ駅へと到達しました。風も少し強くなってきたようなので、今日はあびこ駅から地下鉄に乗って家に戻るようにしました。
◆植物は、ハナミズキ、フヨウの写真を撮りました。
ハナミズキの葉が、少し黄葉をはじめているように思いました。
9月は、よく雨雲が南から流されてきて、大阪平野に雨が降りそうになるのですが、大阪は、あまり雨が降りにくいということを感じました。南から吹く湿度の高い風は、三重県や和歌山県の山岳地帯で雨を降らせて、大阪へはフェーン現象として、乾いた暖かい風になって、雨雲がなくなってしまうということを何度も経験しました。今回の台風も、南東から風が吹いたのですが、関東や愛知の平野部は雨が降っていたのですが、大阪は、ほとんど雨が降らない状況が続きました。昔、社会科で習った、瀬戸内式気候というのを思い出しました。香川、播磨、大阪平野周辺は、北側も南側も高い山で囲まれているので、雨はその山周辺で降って、乾燥した風が吹き下ろす地域だというこうとです。そのため、ため池が各所に作られています。小学生の頃に学習したことを、今頃実感しました。
夕方、本を読みました。◆仮想研(082) 石井博『花と昆虫のしたたかで素敵な関係』を読み終えました。特定の植物に特定の昆虫がいる場合と、いろいろな植物にいろいろな昆虫が訪問する場合があることなどを、調査研究されていました。植物は花粉を運んでもらうために、チョウ、ガ、ハチ、アブ、ハエ、甲虫、さらには、鳥、は虫類、両生類、哺乳類など、生き物の力を借りているようです。これまで、植物の写真を撮るとき、花にやってきている昆虫とセットにして撮影していませんでしたが、どの花にどんな昆虫が来ているかを知ることはとても大切なことだと、この本を読んで感じることができました。花の形を詳しく観察する、花の近くにきている昆虫の写真を撮るなど、心掛けようと思います。