管池にもオオバナミズキンバイが  2022年5月29日(日)

 

 今日は日曜日です。午後から、連合自治会の福祉委員会があります。午後から暑くなりそうなので、今日は、午前中に少しだけ歩きに出ることにします。

 いつものように朝からブログアップをして、公園の花の世話をして、10時30分から1時間ほど、近くの池へフィールドワークに行きました。遊歩(284) 家~金岡南中学校近くの池~家、のコースです。今日の目的は、昨日、御廟山古墳の堀で見つけた「オオバナミズキンバイ」が、近くの池でも繁茂しているかを確かめることです。金岡南中学校近くの池は3つあって、長池、管池、森池と言います。長池は、ゴルフの練習池になっていて、護岸工事がされています。オオバナミズキンバイは見当たりません。管池は、自然豊かな池で、冬には多くのカモ達がやってきます。その管池に、「オオバナミズキンバイ」が広範囲に咲いていました。森池は小さな池で、そこにはオオバナミズキンバイは見られませんでした。

植物は、オオバナミズキンバイ、アカメガシワの花、アレチハナガサ、ムシトリナデシコ、を見ました。

鳥と、他の生き物は、ケリ、メダカ、を見ました。

昆虫は、モンシロチョウ、アゲハ、ベニシジミ、ホソハリカメムシ、を見ました。

 管池の「オオバナミズキンバイ」は、昨年も黄色い花が拡がっているのは知っていたのですが、近づけない場所だったので、植物の種類は調べていませんでした。今日は見て直ぐに分かりました。

 オオバナミズキンバイについて、ネットでもう少し調べてみることにしました。

▼「オオバナミズキンバイナガエツルノゲイトウは、どちらも琵琶湖や内湖、河川などの水ぎわに生育する水陸両生の多年生の植物で、外来生物法の特定外来生物に指定されています。繁殖力が非常に旺盛で、春から秋にかけて成長して面積を拡大していきます。また、分散能力も高く、漂着した葉や茎の断片からでも根を生やし、その場所で成長していきます。(※琵琶湖では、水生植物というと水面下に大規模に繁茂し、時に湖岸に大量に漂着して悪臭を放つ、沈水植物(いわゆる「藻」)も対策が採られていますが、オオバナミズキンバイなどの侵略的外来水生植物はそれらとは生態や影響、対策が大きく異なっています。)これらの植物は、岸沿いの水面を広い範囲でおおってしまうことがあり、船舶の航行障害や漁具への絡み付きといった被害が発生していることに加え、瀬田川等を通じた下流域への流出、ナガエツルノゲイトウの農地への侵入が確認されています。また、水質や水産資源への悪影響、湖畔の植生への影響などが心配されています。平成28(2016)年度末時点での琵琶湖とその周辺水域における生育面積は、オオバナミズキンバイが約13万平方メートル、ナガエツルノゲイトウが約2.5万平方メートルとなり、一昨年度末よりは減少したものの、依然として予断を許さない状況が続いています。」(滋賀県)

▼「2014年6月に外来生物法の特定外来生物に指定された「オオバナミズキンバイ」は、2009年12月に赤野井湾で生育が確認されていたそうです。確認当初は約142㎡だったものが3年後の2012年12月には約22,435 ㎡と160倍にも増殖し、南湖の大部分を覆うほどになったそうです。そのころから、地域住民や自治体が中心となって防除がおこなわれ、滋賀県もその取り組みに対して機材の貸出や勉強会の開催等で支援するほか、2013年には国の緊急雇用創出特別推進事業を活用し、その調査と駆除を行ったそうです。また、水草であるにも関わらず、乾燥にも強いという性質を持つ「ナガエツルノゲイトウ」は、アクアリウム等観賞用として持ち込まれたものが、野生化したものと考えられています。2005年6月に外来生物法の特定外来生物に指定され、2007年度から「オオバナミズキンバイ 」と同様、本格的に防除等の対策がとられているそうです。その他、水路,河川など水辺に生育する「ミズヒマワリ」も観賞用としてもちこまれたものが野生化しているそうです。」(琵琶故知新)

 「ナガエツルノゲイトウ」というシロツメクサのような花を咲かせる植物も、琵琶湖では拡がっているようです。これについても、見ていくようにしようと思います。