メモについて反省する  2022年5月23日(月)

 

 自治会の会長は受けているのですが、小学校の副校長、幼稚園の非常勤教諭、大学の非常勤講師など、全ての仕事から退職しているので、家を拠点に生活をしています。自治会の大きな仕事は今はないので、先週は6日間もフィールドワークに出かけました。

 今は、日々フィールドワークをして虫や花の記録や、本を読んだり「山河遊歩」を書いたりする生活をしています。退職前は、毎朝5時50分に家を出て、多くの子ども達や大学生を相手に、授業をしていました。また、こぎつね附属小学校の頃は、九州、中国、近畿、北陸、信州などのあちこちの小学校や教育委員会の講座で、理科教育について講演や指導もしていました。もうこれらの仕事はやりきったということにして、今はこれまで詳しく取り組んでみたかった屋外のフィールドワークに、時間をかけることが出来るようになりました。理科教育を進めていて、虫や花について、あまりに知識が少なすぎるのを、今頃になって学び直している日々です。今は、働きに出ないで、フィールドワーク専科ができるのが、とても幸せだなと思います。自分で使える時間が多くあります。

 

 今日は、午後からとても暑くなりました。28度近くになると、歩くのは大変です。30度を超えると、歩くと危険です。明日からは、午前中に歩くようにしなければいけません。また、朝から30度を超えるような7,8月は、日の出の前後の時間帯から9時頃までに歩く生活リズムを作ろうと思います。梅雨の時期のフィールドワークを上手に進めながら、これから夏の高温を乗り越えられるような生活に切り替えていくことにします。

仮想研(051) メモについて反省する。4日間連続して歩いていて、また明日は大阪市立中央図書館まで歩くので、今日は休足日としました。午後から、読みかけの本『メモの魔力』を、読み終えました。『メモの魔力』の本は、さすがに多くの人に読まれているだけあって、テーマも、話の進め方も、完璧だなと思いました。ぐんぐん引きつける力があります。新しいノートを買いたくなりました。自分の場合はフィールドワークが中心なので、メモではなくて、ほぼ写真で記録をしているのですが、これからは、メモを現地で書くようにすることも大切かなと反省しました。

 それはかつて、こぎつね小学校で子ども達とフィールドワークに出かける時、常に子ども達にメモ帳を持たせていました。移動中の電車を待っているとき、また、電車の中でもメモ帳に何か書いている子どもがいました。また、自然のフィールドワークの場合は、現地で必ず2回書く時間を作っていました。一つは、観察の途中で、一度集まって話し合いをする時、まず自分のメモ帳に見つけたことを記録させてから、いく人かの発表を聞いて、友達の発表からのメモを書かせました。次に、現地を出発する前に、もう一度、自分の記録を書く時間を作り、また友達の発表からのメモを書かせました。自然の観察の記録だけでなく、奈良のお寺や神社の見学では、子ども達は自由に、解説を書き写したり、仏像の名前をメモしたりしていました。お坊様、宮司様のお話を聞く時は、克明に記録している子どもがいました。お出かけ先から教室へ帰る場合は、観察記録を書く時間を必ず取りました。一気に、観察記録を書き上げる時間の確保がとても大切でした。また、出先から家に帰る場合、子ども達は、その日の日記帳に、詳しく観察したことの記録を書いていました。メモ帳が、とても役立っていたことを思い出しました。