カモ達の観察から虫たちの観察へ 2022年5月4日(水)
今日は三連休の中日です。今日もいい天気です。コロナ感染も減ってきているので、人出もかなり回復しているようです。街も公園も行楽地も、三年ぶりに賑わいを取り戻しています。
昨日のブログで考えたように、5月の晴れた日はできるだけ毎日歩きに出るようにしないと、昨年のように年間200日のフィールドワークが達成出来ないことが分かってきました。虫たちも次々と姿を見せてくれているので、しっかり記録をしていきたいと思います。300㎜望遠レンズは、鳥の記録から、虫たちの記録に活躍するようになります。
今日は、大仙公園へと歩きました。遊歩(266) 家~百舌鳥八幡宮~大仙公園都市緑化センター~津久野駅 のコースです。途中の、御廟山古墳、いたすけ古墳、履中天皇陵古墳には、カモ達の姿がありません。夏の間は、虫の観察に集中です。今日は都市緑化センターの花を見ました。とてもきれいに花を咲かせていました。鳳駅まで歩くつもりでしたが、緑化センターで花を見るのに少し時間がかかったので、津久野駅から電車で帰りました。
◆植物は、ムラサキツユクサ、ヤナギハナガサ、イヌガラシの写真を撮りました。ヤナギハナガサは、これからずっと、荒れ地で咲いているのを見かけます。似ている種類には、アレチハナガサがあるのですが、今回はヤナギハナガサです。
◆昆虫は、ツマグロヒョウモン、オオイトトンボ、ハバチの仲間、カラスアゲハの写真を撮りました。カラスアゲハは、緑化センターの花の上を飛び回っていて、なかなか止まってくれないので、飛んでいる姿を撮りました。すこしぶれているのですが、種類を調べることができました。オオイトトンボは、御廟山古墳の水辺で写真を撮りました。とても多く飛んでいました。
◆鳥は、アオサギ、カイツブリがいました。渡り鳥のカモ達がいなくなり、どう思っているのでしょう。渡り鳥ではないと思っているのですが、カルガモやオオバンの姿もありません。カルガモもオオバンも、移動しているようです。
◆仮想研(045) 自分でものを考えるということ。昨日、『読書について』を読んでいると、本ばかり読んでいると自分の考えがだめになるというようなことを書いていました。「頭の中は本の山 永遠に読み続ける 悟ることもなく」(ホープ『愚人列伝』) 学者、物知りとは書物を読破した人のことだ。だが思想家、天才、世界に光をもたらし、人類の進歩をうながす人とは、世界という書物を直接読破した人のことだ。真実と生命は、もともと自分の根っこにある思想にだけ宿る。私たちが本当に完全に理解できるのは、自分の考えだけだからだ。本から読みとった他人の考えは、他人様の食べのこし、見知らぬ客人の脱ぎ捨てた古着のようなものだ。私たち自身の内部からあふれ出る考えを、いわば咲き誇る花の花とすれば、本から読み取った他人の考えは、化石に痕をとどめる太古の植物のようなものだ。」(ショーペンハウアー) ここまで極端に考える必要はないのですが、本ばかり読んでいて、自分で行動をしなかったり、考えたりしなかったりしていると、本を読むことだけが人生になってしまうということです。自分の足で歩き、自分で調べ、考えることが、とても大切だと思います。