『これからのエリック・ホッファーのために』を読む 2022年3月9日(水)
昨日は、暖かい春の日になりました。大阪市立中央図書館から難波、天王寺、西田辺駅へと歩いても、寒さを感じることはありませんでした。スミレや、カラスノエンドウが咲き、ジンチョウゲの花も香り始めました。これから6月末頃までは、歩くには最適な気候です。少しの時間も無駄にしないで、屋外で生活をしたいと思います。
今日は、総会資料を各班長さん宅へ配布することと、道の駅しらとりへ野菜を買いに行く予定があります。また、車にガソリンを入れたり、車の掃除をしたり、公園の花に肥料をあげたりもしたいと思います。フィールドワークには、午後から出かけようと考えました。
9時になったので、総会資料を自転車の荷台に載せて、10班ある各班長さん宅へ配りました。全家庭の総会資料を持ち歩くには重いので、今回は自転車の籠に載せて回りました。総会資料と議決権行使書と封筒の3点セットをそれぞれ袋にいれてあるので、各班長さんは、班内で配布するときはポストに入れることができます。配布を簡単にできるようにしておきました。また、各班長さんへは、「資料を配付して、議決権行使書の回収、さらに、締め切り後会長宅へ投函して下さい」と、お願いを書いて入れました。朝配布したとき留守の班長さん宅は、郵便受けに入れておきました。何度も回覧でお知らせしているので、分かってもらえると思います。次年度は、コロナ感染が収っていて、地域会館に集まって総会を開き、次年度役員選出ができると思いますが、3年間続けて集まっていないので進め方を忘れてしまっています。
総会資料配付が終わってから、車の掃除をしました。水をかけて、拭き取るだけですが、久しぶりにきれいになりました。また、公園の花に、液肥をやりました。春の日差しを浴びて、冬の間縮こまっていた葉が、大きく広がり始めています。昼前になったので、車で道の駅しらとりへ、野菜を買いに行きました。途中のガソリンスタンドでガソリンを入れました。1ℓ169円と、とても値段が高いのですが、満タン入れてしまいました。朝の間に書き出した今日するべきことが、全部終わりました。午後からは歩きに出る予定だったのですが、道の駅しらとりから帰って、遅い昼食を食べているとき、ロシアのウクライナ侵攻の映像を見ていると、そのひどさに元気がなくなってしまいました。夕方は、本を読んで過ごしました。
◆仮想研(030) 『これからのエリック・ホッファーのために』を読みました。エリック・ホッファーは、幼い頃に、英語とドイツ語を習得し、しかし、7歳の頃原因不明の失明により初等教育を一切受けられない状況となりました。15歳の時突然視力が回復したものの、18歳の時両親が亡くなり、天涯孤独の身となって、日雇い労働で生活を続けるようになりました。29歳の時モンテーニュの「エセー」を片手に季節労働者として各地を転々と渡り歩き、39歳のときサンフランシスコの沖仲士(船から荷物を下ろす仕事)をしながら論文の執筆を始めました。雑誌「コモン・グラウンド」に文章が掲載され、その後、処女作「大衆運動」が出版されました。晩年には、UCLAバークレー校で、講義をするようにもなりました。これまで何冊か、エリック・ホッファーが書いた本を読んでいます。ある程度お金が貯まると、本を読む生活をして、また、お金がなくなると沖仲士の仕事をするという生活をしながら、哲学を極めました。生きていく上で必要なだけお金を稼ぎ、お金が貯まると、例えば一ヶ月間仕事をやめて読書に集中するというような生活でした。今回読んだ、荒木優太『これからのエリック・ホッファーのために』の本は、エリック・ホッファーの紹介から入り、同じような日本の在野の天才研究者の生き方を紹介していました。しかしやはり、エリック・ホッファーの、誰にも頼らず、静かに、そして学びに集中した生き方はすごいと再確認しました。