子どもの学習ノートのブログ化  2020年12月4日(金)

 

 今日は、教科書の特集ページ4枚を書きました。これで、全て40ページを仕上げたことになります。1ページ2時間はかかるので、80時間以上かけて書きました。編集部に送りました。今は、メール添付で送ることができるので便利です。昔は、手書き原稿だったので、郵送していました。手書き原稿の時は、写真を表現することができないので絵で描いていたのですが、最近は、ネット上の写真やイラストを使わせてもらい、このような写真を入れてほしいということを伝えることができます。Wordで書くので、きちんと書き込み写真を入れると、下書きなのに完成原稿のように見えます。

 小学校でタブレットパソコンの活用が、4年後、どこまで浸透しているのか見通しが難しいです。例えば理科では、子ども達が自然の生き物などの写真を撮り始めると、それらの写真を整理していきながら、ブログやホームページに掲載していくことは可能です。もしかしたら、子どもが自然ブログを始めるかもしれません。先生が、子ども達の撮影した写真を整理して、掲載するのも可能です。子どもがブログ掲載を始めると、一気に学習ブログが広がる可能性があります。それが、個人の学習ノート記録になっていきます。私自身が、今はその恩恵を得ているのですが、子どもの学習ノートブログが、子どもの学習記録になっていく時代は近いのではないかと思います。

 国語の読解、例えば、宮沢賢治「やまなし」を読んで、その学びの過程をブログに書いていくことで、発信もできるし、他の人が発信しているブログを見ることもできます。今、大人の世界でも読書感想のブログもたくさんあるようです。子どもが、子ども達の理解で書き進めて、発信してもよいと思われます。ネット上で、学習が深まるようになってくると、つまらない先生の傘の下の学習から解放されて、大きく羽ばたく子どもが現れてきます。深く考える子どもも増えます。もしかしたら、学校の学習よりも、学習ブログが学びの主体になっていくような気もしてきました。算数は、さらにもっとマニアの世界になっていくと思われます。社会の地理や歴史も、一気に伸びる子どもが出てくると思います。研究者レベルに踏み込む子どもも現れる気がします。

 子ども達の学習ノートのブログ化は、新しい学び合いの世界を作っていきます。10年もかからない間に、ブログで学習ノートを書き、発信していく時代にたぶんなります。先生の教える役割が、ますます小さくなってきます。大学も、講義の15回、また、30回の間に、学生は毎回ブログに短い論文を書いて、講義が終わるころには、大学の先生の思考に近づき、さらには乗り越えるような学生を育てる事を目標にすればよいのだと思います。勿論、小学校~高校の教育も、そのように学習を進めます。

 小学校教育では、私塾の先生がネット上に現れて、子ども達の英才教育をしていく可能性もあります。塾に属さないで、フリーの先生が、お金を取りながら、子どもの学習支援をしていく仕事です。個人トレーナーと同じような仕組みで学びが成立していくかもしれません。かつての、家庭教師のネット形式です。

 

 今日は、朝から検査入院の母を病院へ車で送っていきました。午後からは、羽曳野市にある道の駅に野菜を買いにいき、その横にある公園で、木々の紅葉や、冬芽の写真を撮りました。イラガの繭がありました。イラガの繭の写真をブログに掲載する時、イラガについてネットで調べると、ヘラブナ釣りの時のエサに使うということを知りました。繭を壊さないように集めて、その中の幼虫を針につけて、ヘラブナを釣るということです。釣り人の間では、このイラガの繭のことを玉虫と呼んでいることを知りました。なんでも調べてみると、面白いことに出合います。幼虫には、毒のある毛が生えているのですが、繭の中の前蛹には毒の毛がなく、さらに成虫にも、毒はないようです。なぜか不思議ですが、そのようです。