毎日新しいことを見つけ続ける 2020年10月21日(水)

 

 大峰千日回峰行の事が紹介された番組を見ました。大阿闍梨「塩沼亮潤」さんは、1999年9月2日に金峯山史上二人目となる千日回峰行を達成し、翌2000年9月28日から四無行を満行、2006年には八千枚大護摩供を満行されました。一人目は、1983年に満行をした「柳澤眞悟」さんです。比叡山の千日回峰行と同じように山の中を歩き続けるのですが、大峰山の場合は、吉野金峯山寺から大峰山まで片道24㎞、往復では48㎞の道のりを、5月から4か月間歩きます。9年間かけてその道を1000日も歩くことになります。夜中の0時30分に出発して戻ってくるのは午後3時頃ということです。道が急峻で悪路なので、比叡山の千日回峰行よりさらに困難な修行のように思われました。距離的には、二上山から葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山へのダイヤモンドトレイルが45㎞なので、ほぼその距離を毎日歩き続けるようなものです。町の中の平坦な道でやっと15㎞を歩くことができたと喜んでいる私とは、次元の違う世界です。

 今日は、家で飼っているアオスジアゲハの幼虫のために、クスノキの枝を取りに、新金岡団地近くの街路樹の所まで行きました。あまり大っぴらに街路樹から枝を切ることは出来ませんが、根元から伸びているひこばえの一部をもらいました。大きな交差点の所には、警察官が自転車の学生を指導しています。気にはなりましたが、アオスジアゲハのために、さっと枝をハサミで切って、袋の中に入れました。その枝にも、一匹幼虫がついていました。アオスジアゲハの幼虫は全部で8匹になりました。もう蛹になっているものもいます。冬越しをする蛹なのでしょう。

 こぎつね小学校の時の教え子のAiさんが、クッキーをデザインしたということを聞いて、先日、大阪大丸で売り出しの時買いに行ったのですが、売り切れていました。残念がっていると、Aiさんのご家族が手に入れたクッキーを、転送してくださって夕べ見ることができました。キツネ、コギツネ、ハリネズミなどが、キノコやドングリ、そして花が咲いている森の中で遊んでいるような、とってもかわいいクッキーでした。クッキーで、秋の森を表現していました。写真をとって、「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログにも掲載しました。

 デザイナーの川久保玲さん(78)が、ニュース番組で和久田さんのインタビューを受けていました。自分の仕事は、「毎日、新しいことを見つけ続けること」と、言っておられました。「毎日」、「新しいこと」、「見つけ続ける」というのは、素敵なキーワードです。自分も目標にしたいなと思います。

 この晴歩雨読を書いていると、毎日の素敵なことを記録していくことができます。もうすぐ1000号なので、1000日間、素敵なことを見つけ続ける生活ができてきたような気がします。書き残していかないと、どんどん忘れ去っていき、もったいない生活になってしまいます。まずは手帳に項目を書き残し、それを文章化していくのがこの晴歩雨読です。48㎞の山歩きを1000日間続けることはとてもできませんが、新しいことを毎日見つけ続けることはできるかもしれません。二日に一回程度の10~15㎞歩きは、続けていきたいです。