8か月ぶりの暗峠越え 2020年9月19日(土)

 

 今日はまだ、30度近くに気温が上がるのですが、最低気温は22度となっています。北からの寒冷な気団がやっと降りてきました。ずっと暑い気団の中にいたので、ひんやりとした外気に触れるのは本当に懐かしいです。

 今日は、思い切って山歩きに出ました。南生駒駅から暗峠越えは、1月16日以来の8か月ぶりです。暗峠は450mの高さにあり、400mほどの登山となります。調子のよいときは、登り1時間、下り40分ですが、今回は登り1時間30分、下り1時間をかけてかなりゆっくり歩きました。それでも体力的にきつく、特に大阪側への急な坂道では、膝や腰が痛くなり、途中で立ち止まりながら下るというような状況でした。膝回りや腰やお尻の筋肉が弱っているのが本当によく分かりました。奈良のこぎつね幼稚園に通っている頃は、午後から時々歩いていたコースです。その時は、途中で膝や足腰が痛くなることなく、南生駒駅から額田駅へと難なく峠越えをしていたのですが、今回はやはり、コロナ自粛の影響を受けていました。県をまたいで奈良に入ったのも7か月ぶりです。平地をいくら歩いていても、山を歩く時に使う筋肉は違っています。街で1万歩歩きを続けていても、山歩きに強くなることはありません。先日決心したように、週に1度は、必ず山歩きをしないといけないなと痛感しました。

 この暗峠越えは、脚力のレベルの指標になります。3年前に一度、膝を痛めて、半年間ほど歩けなくなりました。その後復活してから徐々に歩き始めたのですが、やはり最初は、今回のように暗峠越えがとてもきつかったことを思い出しました。何回か暗峠越えを歩いて、徐々に楽に歩けるようになっていった経験をしています。今回も、膝の故障からの復活の時と同じような感じを受けました。山歩きへのリハビリとして、しばらく週一回の暗峠越えを続けようかなと思いました。エグザスとかのスポーツジムに通うつもりで、山歩きに通います。 

 今日は、アカボシゴマダラを、暗峠近くで見かけました。このチョウは、奄美大島に住んでいるチョウです。誰かが関東地方で放蝶したということで、関東一帯に広がっていると言われていました。4年前、小石川植物園に行った時、そのチョウの写真を撮っていました。今日は、関西では初めて見ました。関西まで広がってきているということなのでしょう。すでに、アカボシゴマダラを観察している人はいるとは思うのですが、生駒山にもいたよということを大阪自然史博物館にも、報告しておこうと思いました。

 電車の中で日高敏隆選集Ⅶ『帰ってきたファーブル』を読み終えて、次は、日高敏隆全集Ⅲ『昆虫という世界』を読み始めました。9月も三分の二が終わります。9月の目標の、昆虫関係の本を読むというのも、9冊目に入ってきました。あと1冊読むと目標の10冊となります。そろそろ次の10月のテーマを考えないといけません。8月は植物学、9月は昆虫学、10月は渡り鳥を中心とした鳥の本を読もうと思います。