AIに情報が蓄積し管理社会が進む 2020年8月9日(日)
一日中暑いことと、コロナ感染が確実に広がっていることが重なり、家から出るのが億劫になってきます。これからお盆の1週間が始まりますが、静かな夏になりそうです。お祭りもなく、人出も少なく、親戚も友達も集まれないというような状況です。人が集まれない、移動できない世界になってしまいました。今年の3月からすでに6か月が経ちます。ネットを通してコミュニケーションを取らざるを得ないので、一気に情報のネットワークが広がりつつあります。この状況がいつまで続くのでしょうか。数年間続くとなると、世の中の在り方がかなり変わってしまうかもしれません。また、年寄りもビジネスマンも、運動不足からくる病気が増えていくのではないかとも思われます。コロナ感染で重症になる人は少ないということですが、軽症でも後遺症が残ると報道されていることも不気味です。
これから、デジタルの時代がさらに進むと、全てAIに監視されていることにもなります。将棋も一手ごとに、勝率が出ます。また、朝のテレビ番組で見たのは、体の前と横の写真と、体重、身長を入力すると、あらゆる体の部分のサイズが分かるというソフトがあるようです。10万人ぐらいの詳しいデータを入力しているので、そこから推測するようです。さらにデータが溜まっていくので、精度が上がっていくようです。少し前にテレビで見たのは、タクシーがどのあたりを何時頃走ると、乗客がいる確率が高いという大阪地域の地図が配信されていることです。その刻々変わるデータを持っているのが中国です。そこと日本のタクシーが契約すると、その情報を得られるというものでした。また、食堂など接客店に監視カメラをつけて、店員の動きを見ていき、お皿の置き場所、お水の配り方、レジのモニターの角度など、少しの変更で、売り上げが変わるということを見つけて、お店に情報を提供するという企業があるようです。テレビでは、店員やお店側の分析だけを取り上げていましたが、お客さんも分析されている筈です。
これから、塾の先生もこの店員のような管理がなされると思います。公立学校の教育現場にも入ってくるかもしれません。すべて管理社会になり、能率、成績、儲けが上がると、報奨金がでるという、今の中国のような社会になっていく可能性があります。まじめに効率的に働いて成果が出ると給料が上がるというのはいいことなのですが、全てAIに監視されてしまった生活となります。世界中のAIがネットでつながり始めています。これ以上つながると、AI自体が思考、判断をするようになるかもしれません。地球上の人間がAIの奴隷になってしまうのかもしれない危険性が出てきます。怖いです。
この前何気ない事なのですが、医者同士がネットでつながっていると感じられたことがありました。かかりつけの病院から紹介された医院へと、検査の結果を送っておくということです。患者としてはありがたいのですが、そんな時代になってきているんだと思いました。さらに、例えばカードでコンビニや大手チェーン店で買い物をすると、データは一か所の大きなコンピュータに蓄積されています。もし、要注意人物というチェックがされていたら、その人の行動も追跡されるということです。個人情報は、たかが1億分の1の個人の情報ですが、AIの処理能力は素晴らしく、スマホのメールや、グーグルなどの位置情報、ネットの既読情報、撮影した写真などもつながっていくと、全て追跡されていることになります。それを国家的規模で集約していくと、例えば、1人ひとりのコロナ感染確率なども計算されて、それだけで行動規制をされてしまったり、隔離されたりしそうです。また、無駄使いをする確率、病気になる確率、子どもが賢く育つ確率など、すべてがAIに管理され操作されそうです。