孫と虫取り 2020年7月24日(金)
朝7時に孫を車で迎えに行きました。親たちはバスツアーに参加したのですが、孫は我が家へ行く方を選んだようです。夜8時頃まで家にいました。午前中、虫取りに行きました。自分一人だと、家の近所では昆虫採集の網を持って歩けないのですが、幼稚園児の孫がいると一緒に虫取りができます。しかし、あまり興味がないようです。家の近くでクマゼミを2匹捕まえたのですが、大きな声で鳴くので、少し怖がっています。セミはまだレベルが高いようです。そういえば、昨年まで一緒に虫取りをしていた園児達は、まずシジミチョウから虫取り入門をしていたのを思い出しました。孫も、近くの空き地や公園を回っている間に、5匹ほどシジミチョウを捕まえることができました。チョウを自分の手で触った事がないので、つかみ方がわかりません。そこで今回は、孫が虫取り網で捕まえたシジミチョウを捕り出して、ケーズに入れる所はしてあげました。次回からは、自分ですることができるでしょう。こぎつね幼稚園で自然担当教諭をしている時も、3歳、4歳児はシジミチョウやテントウムシを捕まえることから、次第に虫取りが上手になっていきました。ダンゴムシ探しも大好きです。それらの次は、バッタです。オンブバッタは、園児たちでも捕まえることができました。さらに、虫取り名人に育ってきた昆虫少年は、大きいショウリョウバッタを探します。そして次第に、カマキリ、モンシロチョウ、アゲハチョウ、トンボなども捕まえられるようになっていきます。しかし、そこまで上手になってくるのは、二、三人です。毎日毎日、虫取りに集中している園児は、ほんの数人です。孫の今の様子を見ていると、虫取り少年には育たないような気がしますが、しばらくは仕向けようと考えています。
我が家には、顕微鏡も、実体顕微鏡も、大きな双眼鏡もあるので、自然観察はいろいろできる状況です。図鑑もそろえているので、植物も昆虫の種類も調べることもできますが、なかなか思うように育つものではありません。幼稚園年中ですが、来るたびに虫取りに連れ出したいと思います。
我が家の近所で、いつも蝉取りをしている親子がいます。お母さんと、幼稚園児です。お母さんは虫かごを持って、子どもは虫網をもっています。町内をぐるりと一周すると、各ご家庭の庭木で鳴いているセミを何匹か捕まえています。お寺や公園の大きな木の場合、セミは高い所で鳴いているので小さな子どもには届きません。庭木の方が園児には都合がよいようです。ほぼ、毎日歩いているようなので、最近は上手に捕まえるようになってきています。父親と虫取りをすると、父親が捕まえてしまうので、母と虫取りをしているこの子は、幸せです。
「反転授業」のことが新聞に載っていました。反転授業とは、児童生徒が自宅でパソコンなどを使い、動画教材を見て予習をする。学校の授業では、予習でわからなかった部分を教員に尋ねたり、討論や発表などのアクティブラーニングを行ったりする時間を確保するという学習法です。佐賀県武雄市が2014~15年度に市立小中学校に導入したことで知られるようになりました。小学校では3年生以上の算数、4年生以上の理科などで取り入れたようです。成果としては、自分の考えや意見を発表することが得意になったと回答する児童が増えています。しかし、予習のためのオンライン教材づくりが、教師には負担が大きいという問題点があります。大阪府泉大津市も来年度導入を考えているということです。宮城県内の小学校で反転授業に携わったのは、東北学院大教授の稲垣忠教授。
奈良のこぎつね小学校も、子ども主体の学習を進めているのですが、反転学習ではありません。子どもが独自学習をする時間と、相互に学びあう相互学習の時間を繰り返しながら、学びを構築していく学習法です。予習という考えではなく、独自で学習を創っていくことを大切にしています。