植物や昆虫の名前調べは大変  2020年7月15日(水)

 

 朝から、ブログをアップするために、キノコ、アブ、雲について調べました。

キノコは、熊野街道を歩いている時に見つけたものです。キノコ図鑑の、道端や畑で見られるキノコのページで似たキノコに目安をつけて、大きなキノコ図鑑で、もう一度詳しく解説を読みました。さらに、ネットでそのキノコの名前を入れて検索をして、大きく違っていないか確かめます。フミヅキタケだと分かりました。ちょうど7月に見つけたので、そんな気がします。

 アブは、堺市のニサンザイ古墳の近くを通っている時に写真を撮りました。少し前、槇尾山の参道で見たシオヤアブとよく似ているので、昆虫図鑑でムシヒキアブの仲間のページを探しました。羽がシオヤアブよりも長く、羽の色も透けていません。そこで、メスアカオオムシヒキによく似ていることが分かりました。かなり大きなアブでした。これも、図鑑で調べてから、ネットで検索をかけて写真のページで、同じような姿の写真があったので、メスアカオオムシヒキとしました。図鑑で調べてから、ネットの写真ページ、また、その昆虫について書かれているブログなどを読んで、特定していきます。

 雲は、たぶん積雲と思っていたのですが、雲の図鑑も2、3冊持っているので、同じような写真があるか図鑑で調べました。小学校の教科書でも、雲10種を取り上げているので、時々、雲の写真も取り上げていきたいと思っています。

 自然観察をしていて、写真を撮ってきた植物や昆虫などは、図鑑とその解説、ネットの写真や詳しい人のブログの記述などを参考に、名前を付けていきます。博物館の学芸員による観察会や、詳しい人を中心としたフィールドワークに参加すると、名前を教えてもらうことができます。しかし、自分で撮影してきた初めて出合う昆虫や植物やキノコなどについて、自分で名前を調べるのは、とても時間がかかります。図鑑から見つけるときもあるし、ネットでいろいろなキーワードを打ち込んで絞り込んでいくときもあります。かなり時間をかけても、名前が見つけられない時もあります。

 

 子ども達も、自学で自然観察力をつけるには、このようないろいろな調べ方を繰り返しながら、学びを深めていくのだと思います。最初は、思い込みや見間違いで、全く違った名前を付けてしまっていたり、よく似たものが多くあるので、その中で混乱していたりします。自学はとても大変です。このような、ネットや図鑑や参考書などを使った調べ学習の方法を、子ども達に先駆けて、大人が苦労をしておかないといけません。教えてもらえばよいという心構えでは、なかなか自学力がつきません。子ども達に、自分で賢くなるという目的意識を持たせて、自分で学ぶ方法、調べる方法を開拓していくように育てていきたいものです。

 

 家では葉っぱの裏が紫色の植物を植えているのですが、名前を忘れてしまったので、「葉の裏が紫色」と入力して、植物の名前を調べました。お隣から頂いた苗で、その時一度、名前を教えてもらったのですが、覚えきれない長い片仮名でした。プレクトランサス・モナ・ラベンダーということが分かり、植木鉢に名前ラベルを付けました。そういえば、京都の大原に住んでいるベニシアさんも、お庭の植物に名前ラベルをつけていました。管理を委託されている近くの公園の植物にも、これからラベルを付けるようにすると、子ども達も覚えると思います。今日は、サルビアと、ポーチュラカをそれぞれ2つずつ買ってきて、公園のプランターの中の枯れかけたビオラを取り除いて、その後に植えました。プランター全部を更地にして全てを一気に植え替えていくのではなくて、シーズンが終わる植物があるとそれだけを取り去って、その隙間に次の苗を植えていくようにしています。寄せ植えのようで、綺麗です。

 

 今日は、久しぶりに雨が上がったので、公園の草取りをしました。また、公園から流れ出た土が周囲の溝に溜まっているので、それらの掃除もしました。公園掃除のあと、最高気温27度で涼しい日だったので、午後から大和川河川敷を歩きに行きました。トノサマバッタとキリギリスの写真が撮れました。長雨の影響でしょうか、チョウは殆ど見かけませんでした。