大泉緑地へ自転車で行く 2020年6月11日(水)
今週は、月曜日は二上山登山、火曜日は住吉大社経由阿倍野橋と、続けて歩いているのです。隔日に10㎞を歩くと決めているのですが、明日から梅雨入りということなので、今日は自転車で大泉緑地まで行き、公園の中は歩いて自然観察をしました。午後から雨なので、午前中に出かけました。
曇り空の日は、チョウがあまり飛び回りません。他の昆虫も活発に動かないので期待は出来ないのですが、ナミテントウがたくさん見られる場所があり、そこで背中の模様が違う、いくつかのタイプのナミテントウの写真を撮ることができました。その他は、モンシロチョウと、シオカラトンボのメスの写真を撮りました。ナミテントウの写真を撮っている時、通りかかった人に、「何の写真を撮っているのですか?」と、声をかけられました。「ナミテントウの写真を撮っています。いろいろな模様があります。」と、理科の先生らしいことを少しだけ話しました。二上山でもそうですが、よくお年寄りが声をかけてきます。自粛生活が長く続いて、人と話す機会が減っているからなのかなと思いました。リュックを背負って、1人で植物に向かって望遠レンズをつけたカメラを構えている姿に、人が近寄りがたいオーラを発していないか心配もあるのですが、このようなことがあると少しはホッとします。親子連れが通り過ぎた時も、「パパもカメラ持ってきたらよかったね。」と話している声が聞こえて、子どもからも、危ない大人だと思われていないようです。アジサイが咲いています。池のハスには、つぼみがいくつか見られましたが、まだ花は開いていません。これから楽しみです。新聞には、長居の植物園でショウブが満開になっていると写真が載っていました。大泉緑地にも菖蒲園があります。今日は立ち寄らなかったのですが、近々行ってみたいと思います。
大阪市立自然史博物館友の会発行の Nature Study6月号がきました。専門的な記載が多いので、チョウも、コケも、報告記がちょっと素人が読解できる範囲を越えていますが、最近、植物はよく見ているので、「舗装道路の植物たち」(長谷川匡弘:学芸員)の話は面白く読むことができました。書き出しておくことにします。
「ガチガチに固められた舗装道路は、夏は高温になり、土壌は少ないし、水分もしばしば不足するように思え、植物にとってはかなり過酷な環境に見えます。でも、じっくり探してみるといろいろな植物が舗装道路の端や割れ目で生きています。特に本来の生育地が岩場であるような植物や、海岸植物にとっては、舗装道路の隙間は競争者もおらず、十分に日光を浴びることができる天国のような環境に違いありません。」
さらに続く文章の中には、次のような植物を取り挙げています。知らない名前のものもあるので、また、探してみたいと思います。
ハマツメクサ、マツバウンラン、イトツメクサ、チチコグサモドキ、キヌゲチチコグサ、
ハマヒルガオ、ハマナデシコ、ハマエノコロ、ハマビシ
スベリヒユ、コモチマンネングサ、カタバミ、
スミレ、アリアケスミレ、ヒメスミレ
ノボロギク、ナガミヒナゲシ、セイタカハハコグサ、ツボミオオバコ、オランダミミナグサ、ネバリノミノツヅリ