自分の家の本棚を見て回る  2020年5月28日(木)

 

 自粛疲れと同じように、断捨離疲れが出てきました。片付けの最後は、空いている本棚に選別しない本を取り敢えずつっこんで、やっと床の上に直接置いている物が全て無くなりました。また、本棚の本の前に置いた小物も、全て撤去しました。掃除機で床掃除をして、本棚は雑巾拭きをしました。整理整頓を徹底して実行している人のブログを見ていると、「床の上には絶対に直接物を置かない」と決めている人がいました。それを真似できるといいなと思います。全てのモノは、置き場所を決めて、片付けるようにしていきたいです。

 2か月間、これまで先生をしていた時に作ってきた資料やプリント類を全て処分してきました。その時、重ねた資料を紐で縛るいい方法を発見しました。最初の頃は、平たい台の上や床の上でしていたのですが、そうすると積み重ねた資料の下側に紐を通す作業がとても困難でした。最近発見したことは、教室の子ども机ぐらいの大きさの二つの机(たまたま二個持っている)の間を少し離して並べ、その隙間の上に重ねた資料や冊子を置くと、資料や冊子の下側に紐を通すのが簡単にできるということです。これから先も、本棚から本や資料を1~2割減らしたいと思っているので、この方法で縛ることにします。

 

 本棚に並んだ本を見て回りました。足元に邪魔になるものもなく、本の前に小物もなく、埃もなく、全ての本棚の本を、何の支障もなく見て回ることができました。とても嬉しいです。本棚が、本来の役目を果たしています。昔、古本屋めぐりをしていた頃を思い出します。

 4年程前まで、天牛堺書店が、難波駅と、中百舌鳥駅と、近くのホームセンターの中にありました。一日置きぐらいに、3店を回遊魚のように見て回っていました。2000円、3000円と高い本ばかりが並ぶ時もあるのですが、300円、500円、800円ぐらいの値段設定の本が並んでいる時は、全ての本の背表紙をスキャンするように見て回って、気に入った本を探し出し買っていました。ジャンル別に並べていないので、自分の欲しい本を見つける楽しみがありました。もう、そのお店が倒産してから数年が過ぎます。本屋へ行く毎日の楽しみがなくなったのですが、おかげで図書館へ行くようになりました。天牛堺書店の場合は、4日に一度は総入れ替えをしてくれていたので、本屋に行くのが生き物探しのように思えました。雑多に並んだ本の中からお気に入りの一品を探し出す時のスリルがありました。谷沢永一さんの本も、高田宏さんの本も、何十冊と購入して読んでいました。買った本はすべて記憶しておいて、まだ持っていない新たな古本に出会ったときは、宝くじを当てたような気持ちになりました。歩き旅の本もたくさん買いました。科学関係の本は少ないのですが、時々、ハッとするような本もありました。天牛堺書店で、本を探し出す習慣を長くしてきていたので、退職後、図書館に通い始めたころは、本が整然と並びすぎているので、本達が死んでいるように見えました。今は、もう慣れてしまって、使いやすくなってきています。天牛堺書店の、復活するのを祈っていたのですが、今の所その兆しはありません。