本棚の整理に入りたい 2020年5月27日(水)
今日は、今座っている机のすぐ後ろの本棚に、いろいろな図鑑をすべて集めました。一つの本棚が一杯になりました。フィールドワークで昆虫や植物の写真を撮ってきて写真を整理する時、最近はネットで調べることも多いのですが、図鑑で確認すると確信が持てます。机の近くに図鑑を集めると、立ち歩かないで調べられるので、便利になったと思います。辞書を手近に置く活動は、これまで教室で授業を進める時はずっとしてきましたが、家では、ここ最近10年間のあまりの忙しさで、整理ができていませんでした。恥ずかしい限りです。
学校の学習の時は、常に子ども達は机の上に国語辞典を置くようにさせていました。どの教科の学習でも、必ず一時間に一度は調べるように使ってきました。国語は当然として、算数も、理科も、社会も、自由研究発表の時間も、司会の子どもが「分からないことはありませんか」と、第一声を発するので、当たり前のような言葉の意味も調べ合ってきました。特に、社会科は高学年に行くに従い用語が難しくなり、子ども用の国語辞典では調べられなくなりました。子ども達も学習に合わせて、大人用の国語辞典や広辞苑、歴史用語辞典、ことわざ辞典、人名事典などを買ってもらって、持ち寄って学習を進めるようになりました。小学生の間に、分からないことを調べるという自学の方法を身に付けたと思います。昔は、百科事典も全盛期でした。教室の後ろの棚の上には、寄付してもらった20巻ぐらいの大きな百科事典を置くようにしました。教師の机回りにも、子どもに負けないように、大きな国語辞典(広辞苑や大辞林や国語大辞典)、漢和辞典、理科事典、数学事典、ことわざ辞典、人名事典、植物図鑑、昆虫図鑑など、辞書・事典・図鑑を買って学びの対決に備えました。それらの辞書事典が、今は全部家にあるので、学べる環境は整っているということです。学級で子ども達と、学びの対決をしていた頃の教室環境を、自分の家の書斎でも机回りに整え、立ち歩かなくても使えるようにしたというのが、今回の大掃除の一つの成果です。
断捨離生活を始めて約2か月、やっと一段落しました。床は隅々まで掃除機をかけて、雑巾がけもしました。本棚や机も雑巾がけをして埃をとりました。雑巾で本棚を拭く時、本の手前に置いていた小物や鉱物などは全て取り除き、これからは置かないようにしようと決心しました。本棚には、本だけを置くようにしないと使い勝手がよくありません。図書館の本棚に、手前に物を置くなんてありえないことです。物を置いているということは、本が飾り物になっているということですね。
図鑑、辞書、事典は、さっそく置き場所を替えたのですが、まだ、殆どの本の差し替え、入れ替えをしていません。本はこれまでの生活や仕事の中で読んできたものばかりです。よく似た本を集めると、頭の中の整理もつきそうです。どのように置き場所を決めていくのかが今後の問題です。今のところ、南方熊楠、谷沢永一、高田宏、村上春樹さんなど、こだわって買い集めた本は一か所に集まっています。歩き旅関係の本もかなりあります。文庫、新書、選書はあちこちに分散していて、まだ分類ができていません。教育関係、地質関係、科学関係の本も、あちこちの本棚に分散しています。
本棚の整理は、いらない本や資料や冊子を本棚から抜いて処分するところから始めないと進めません。またしばらくは、取り出しては紐でくくる生活になりそうです。棚に余裕がでてくると、移動も、差し替えも可能になります。