虫や花は一眼レフに望遠レンズをつけて撮影 2020年5月15日(金)
今日は、フィールドワークに出かけました。金岡公園→JR浅香駅横→大和川堤防→遠里小野橋→大和川河川敷大阪市側→あびこ大橋→家のコースです。4月以降、1週間置きぐらいに歩いているコースですが、行く度に植物の様子が変化しています。4月には全盛を誇っていたナヨクサフジとセイヨウカラシナの花の時期がそろそろ終わりかけて、次はセイヨウヒキヨモギとシロツメグサが、河川敷を覆い始めています。これまで、セイヨウヒキヨモギは全く知らなかったのですが、この時期歩いていると一面に広がっています。さらにそのセイヨウヒキヨモギの間から、イネ科の植物が背を高くし始めています。一方、堤防の法面の草刈りが始まっていました。ミミズが慌てて斜面から移動してきて、河川敷内の舗装された歩道上でたくさん乾燥して死んでいます。こんなにたくさんいたのかと思うほど、多くのミミズの死骸でいっぱいです。明日から雨が降ります。さらにたくさんのミミズが舗装道路上に出てくるのではないかと思います。ムクドリたちは死んでいるミミズには見向きもしないで、草刈りをした法面に集まって地面をつついています。地中からミミズや昆虫を引っ張り出しているのかもしれません。
大阪自然史博物館友の会の会誌Nature Study5月号が送られてきました。そこに、ハッカチョウやヌートリアの観察情報を募集していますと書いていたので、さっそく、4月20日に大和川の遠里小野橋付近で見たヌートリアの写真を送りました。泳いでいる姿と、陸地へ上がって歩いている姿を、望遠レンズで撮影した姿が綺麗に写っているので、いい情報になると思います。今日もう一度、大和川沿いを歩きながら、撮影場所の確認をしました。
これまで、こぎつね幼稚園に通っていた4年間は、子ども達が見つけた虫や花の記録が中心だったので、接写ができる小型のデジカメを使っていました。4月以降の自粛生活中、1人で大和川沿い、大泉緑地、大仙公園、百舌鳥の古墳沿いなどを歩くようになって、55~200㎜のズーム望遠レンズをつけた一眼レフカメラも使うようになりました。チョウや鳥の写真は勿論、昆虫や花の撮影も、接写用のデジカメより便利なことが多いと分かってきました。小さなデジカメより断然映像が綺麗です。デジカメは、自動焦点なのでずれていることも多くあったのですが、一眼レフは自分で合わせる設定にしているので、思っているところにピタッと焦点を合わせることができます。少し重いのですが、町中ではリュックの中に入れて持ち歩き、川沿いや公園内に入ると、手に持って歩くようにしています。最近、スマホで綺麗な写真が撮れる時代になったので、大きな一眼レフカメラを持ち歩いている人はあまり見かけません。花や虫に望遠レンズを付けたカメラを向けている人は、変な人? 研究者? マニア? 写真家? 盗撮者? と思われているのかもしれません。何と思われようと、フィールドワークをしながら虫や花のきれいな写真を撮るためには、人の目をあまり気にしないようにしています。
今日は西風が強く、黄砂かPM2.5が飛んでいるのか、くしゃみが頻繁に出て、目の周りが腫れてきそうなほどひどい散歩となりました。いつもは河川敷を歩く時はマスクをしないのですが、今日は、マスクをして歩きました。一度くしゃみが出始めると5分間ぐらい続きます。体力が消耗してしまいます。帰り道にとてもしんどくなって、あびこ駅か北花田駅から地下鉄に乗ってなかもず駅まで帰ろうかなと思ったのですが、地下鉄の電車の中でくしゃみをすることは許されない時期なので、がんばって家まで歩きました。