家での学習の工夫  2020年4月19日(日)

 

 今日は、日曜日です。最近は毎日が日曜日なのですが、家にいる生活にも慣れてきました。午前中は、ブログに写真をアップしたり、晴歩雨読を書いたり、少し本を読んだりして、午後からはフィールドワークに出るという生活をしています。今日は、家→JR浅香駅横→遠里小野橋→家と12㎞を歩きました。大和川河川敷で、ナガメと、コアオハナムグリの幼虫の写真を撮りました。モンシロチョウや、モンキチョウはたくさん飛んでいるのですが、ツマキチョウが見られません。

 大学の非常勤講師や幼稚園非常勤教諭の仕事を、幸運にも辞めていてよかったなと思います。東京で7年間ほどの大学の常勤講師の話も頂いていたことも、もったいないと言われながら、お断りしていました。3年間勤めた4校の大学も、4年間勤めた幼稚園も、まだもう少しは続けられるところを、「体力の限界です」という理由で、修了させてもらってきました。今、コロナウイルス感染拡大が言われている時、解除になっても、遠く東京や京都の大学まで行くことや、また、奈良のこぎつね幼稚園まで行くことは、とても気を使うところでした。まだ、家にいる生活は1か月半ですが、これから2年間は、コロナウイルス感染拡大防止の闘いの日々となります。もしそれらの仕事を続けていたら、特に幼稚園は、「遠くからの、特に大阪からの勤務者はちょっと困るけれど、お引き取り下さいとも言いにくいし・・」というような、微妙な立場に置かれていたと思います。そうなる前に、危険察知能力があるのではないかと思えるほど、大学は昨年、幼稚園は今年、辞めると決めて実行してきました。偶然にも、結果的にいい身の引き方をしました。今、遠出自粛、三密の回避、2mの距離を保って生活という状況の中で、できるだけ家にいて部屋の整理などをしています。時々、自分勝手ですが、「本当にいい時に仕事をやめたなあ」と、思うようにしています。

 しばらくの間、人が集まって学ぶ大学や小中高校や幼稚園の教育を、どのように進めていけばよいのか、現場は苦労することになるのでしょう。初夏の頃になると、緊急事態宣言が一度解除されると思うのですが、それから学校現場はどのように学習を進めていけばよいのか、また、安全対策として何をするべきなのかなど、迷うことばかりです。さらに、秋になり寒くなると第二波の感染拡大があり、あちこちの学校や幼稚園が、学級閉鎖や学校閉鎖となっていき、数が急激に増えると再び地域別に緊急事態宣言が出されるようなことになるかもしれません。子ども達の学習の遅れをどのようにしていけばよいのか、これまでにない遠隔教育支援の方法を考えなければいけない時になっています。

 例えば、次のような、独自の学習の進め方を考えてみました。

 国語は、物語、詩、説明文、作文、文法、漢字、ことば、読書などいろいろなジャンルがあり、それぞれ単元ごとに学び方を工夫しながら各自でノート作りを工夫します。感想を書いたり、作品作りをしたりしていくと楽しく学びを進められると思います。漢字やことばなどに関しては、確認テストが、ネット上で各自できるといいなと思います。辞書、事典、人名事典、参考書を使いこなして、ノート作りを進めて欲しいと思います。

 算数は、教科書をしっかり読んで、例題は自分でノートに書き写しながら理解し、練習問題を解いていくようにします。非常事態なので、いずれ教科書の練習問題も、ネット上で答え合わせができるようになっていくのでしょう。さらに、学年に合った算数の参考書を一つ買って、それも進められるとより深い学習ができます。個人で算数教科書を進めることで、教室での学習の半分以下の時間でできるようになる子ども達がたくさんいると思います。算数の確認テストが、ネット上でできると、自分の学習進度や理解度が分かるようになるのですが、もしかしたら大手の塾が無料で、AIでチェックする算数学習レベル確認テストをしてくれるかもしれません。子ども達の囲い込みも兼ねて、進める可能性があります。本当は、自分で問題集を買って頑張るところです。

 生活科、理科、社会は、自分なりに単元ごとにノートを作っていき、自分で工作をしたり、実験をしたり、調査をしたりして、「私の学びノート」の作成をします。私も、理科の学習に関しては、その時々の単元について、発信していきたいと思います。

 音楽や図工や書写は、教科書に従って、自分で進めると、もしかしたら学校でやっている時よりも楽しくできるかもしれません。図工や書写や詩や音楽などは、子ども達の作品投稿ができる展覧会や音楽会のホームページができると面白いかもしれませんね。