「山中渓駅~布施屋駅」(熊野街道4)を歩く 2020年3月26日(木)
3月26日は、気温が22度に上がり、お散歩日和でした。熊野街道歩きの4回目は、山中渓駅から和泉山脈を越えて紀の川に下り、橋を渡って布施屋駅まで歩きました。これまでの熊野街道歩きを整理すると、1回目は家から三国ヶ丘駅へと歩き、仁徳天皇陵の横から鳳駅を通過し北信太駅、2回目は北信太駅から和泉橋本駅、3回目は和泉橋本駅から山中渓駅へと歩きました。今回、4回目は山中渓駅から布施屋駅の間です。家から布施屋駅までは55㎞ほどなので、55㎞を4回に分けて歩いていることになります。私にとっては丁度よいウォーキングでした。一日に20㎞歩くと3日、一日に30㎞歩けば2日で歩ける距離でした。今日、テレビで見た大阪から伊勢までリヤカーを引きながら150㎞を歩いていた高校生は、5日間で伊勢に到着しました。一日30㎞を歩いていました。
山中渓駅を11時ごろ出発しました。車が通る道なので、歩道のない場所は道路の右端を細々と歩かなければいけない時もあるのですが、車はそれほど多くないので、多くの時間、貸し切りの静かな山間の舗装道路をゆっくりと歩くことができました。自転車で和歌山から山中渓駅の方向へ越えている人と、何人か出合いましたが、歩いている人はだれもいませんでした。山中渓駅を出てから歩いている人とすれ違ったのは、紀の川の橋を渡る時だけでした。これなら、新型コロナウイルスの感染はまずありません。
山中渓駅の近くはソメイヨシノの名所ですが、ちょうど咲き始めたところで、満開にはまだ1週間程かかりそうです。しかし、ヤマザクラは咲いていて、新緑の山の中にピンクのかすみがかかったようになっています。静かに春爛漫を感じることができました。
今回もたくさんの植物の写真を撮ることができました。
シャガ、アケビ、ノイチゴ、アマナ、オランダミミナグサ、ヒメオドリコソウ、ハルジオン、ベニバナマンテマ、キランソウ、フキノトウ、キンポウゲ、カンサイタンポポ、タチツボスミレ、ゲンノショウコ、カラスノエンドウ、ツクシ、スズメノテッポウ、ムラサキサギゴケ、タネツケバナ、クスダマツメクサ、レンゲ、スミレ、タガラシ、ナヨクサフジ、セイヨウミヤコグサ、ヘラオオバコ、などの写真を撮りました。また、ジョウビタキの写真、イノシシの写真も撮れました。ウグイスはよく鳴いていたのですが、姿が見えません。
JR和歌山線の布施屋駅には、2時20分に到着しました。24分発の電車がちょうどありました。一時間に2本しか走っていないので、ラッキーでした。和歌山では2分の乗り換え時間で、2時39分発の快速電車に乗れました。3時50分には、三国ヶ丘駅まで帰ることができました。
今回の熊野街道歩きでは、紀の川を初めて渡り、布施屋駅まで到着しました。さらにその先は、家から遠くなるのでどのように歩こうかなと迷っています。
熊野街道⑤は、布施屋駅から海南駅は16㎞
熊野街道⑥は、海南駅から紀伊宮原駅は14㎞
熊野街道⑦は、紀伊宮原駅から湯浅駅は7㎞、
熊野街道⑧は、湯浅駅から紀伊内原駅は17㎞
熊野街道⑨は、紀伊内原駅から西御坊駅は14㎞ です。
例えば、家から海南駅まで電車で行くとなると、片道1330円、1時間30分かかります。朝一番の三国ヶ丘5時30分の電車に乗ると、和歌山には6時43分、乗り継いで海南駅には7時7分には到着します。帰りは、紀伊宮原か湯浅から乗るので、さらにもう少し費用も時間もかかります。往復3000円、電車に3時間以上乗ることになります。お泊りをしながら続けて歩くと効率は良いのですが、経費はさらにかかります。車で行くと、高速道路料金、ガソリン代、駐車場代がかかり、一度車を目的地に置いて電車で出発地点まで戻るような時間も必要です。結果的に電車で行くよりも料金も時間もかかるような気がします。一番効率がよいのは、一日に歩く距離を伸ばすことです。早朝から夕方まで、30㎞を歩くようにするとよいのでしょう。7時台に歩き始めて、午後2時頃まで歩くと7時間あるので、時速4㎞で28㎞歩けます。しかし、そうすると、足の裏にまめが出来たり、小指を擦り剝いたりして、復活するのに時間がかかります。布施屋駅から先の熊野街道を歩くのは、悩ましいことになりそうです。