新聞記事の記録  2020年3月23日(月)

 

 新聞をさっと読んで、もう一度後でじっくり読みたい記事の1ページ全体を切り取って、4つに畳んで重ねておきます。最近は、新型コロナウイルスの感染の記事が多くて、切り取りをするページが少なくなっているのですが、できるだけ探し出して、毎日一、二枚は切り取りするようにします。その中から興味のある所を、ここに打ち込んでおくと、あとで、「きつねTのこぎつねだより」のブログを検索して、思い出すことができます。

 

●円満字二郎『漢字の植物苑 -花の名前をたずねてみればー』という本の新刊紹介がありました。「広辞苑片手に、72の植物の物語をひもとく。植物名を漢字にすれば不思議がいっぱい。なぜ中国と違う? 植物歳時記よろしく、語源や漢字の成り立ち日本伝来の頃に遡り迫る。」とありました。植物図鑑だけでなく、大きな国語辞典を調べて見るのも面白いということです。

●御在所岳(1212m)の麓、菰野町(こものちょう)の「湯の山温泉」の案内がありました。ロープウェイが1959年に開通し、全盛期の1980年代には20軒のホテルがあったが、現在は14軒となっている。20歳代の女性従業員20名が「結びの会 いずみ」を結成し、街の案内を配信しているということです。2006年に女将らが結成した「女将の会 きらら」も、温かく活動を見守っているという。数年前に行ったことがあるのですが、また、行ってみたくなりました。

●みさき公園が3月いっぱいで営業を終える。1957年開園以来、63年間地域貢献をした。南海電車が運営から撤退後は、公園として存続していくような計画がされているという。

●茶臼山は、1614年(慶長19年)大阪冬の陣で徳川家康が本陣を置き、翌年の夏の陣では真田幸村が陣をしいた。幸村の3度にわたる激しい激突に、家康も自決を覚悟したとされる激戦地。難波百景「茶臼山」の錦絵には、満月を背にホトトギスが飛んでいる。

●新型コロナウイルスの感染者が22日、世界全体で30万人を越えた。18日に20万人を、20日には25万人を越えたばかりで、拡大のペースが急加速している。15日に15万人を上回ってから約1週間で倍増した。イタリアでは、一日の増加数が連日のように過去最多を更新している。アフリカでは感染者が1週間で5倍以上になり1000人を越えた。ブラジルも1000人を越えている。感染者が最も多いのは中国の8万1000人、イタリアは5万3000人、スペインは2万5000人、アメリカは2万4000人、イランは2万人。死者は世界全体で1万3000人。日本は、クルーズ船を除いて、いまのところ1100人と、増えていない。

●清家弘治『海底の支配者 底生生物』中公新書ラクレ 身近な海水浴場の砂浜、光さえ届かない遠い深海、そのどちらの海底にも多くの巣穴がありさまざまな生物が潜んでいる。大学時代からそれら底生生物と巣穴の研究を続ける著者が、調査をめぐる苦労と失敗、成功のエピソードもユーモアたっぷりに語りながら謎に満ちた海底の世界を案内してくれる。

●巨樹探し 京都府立宮津高の生徒たちが、地元の丹後半島で巨樹を次々に見つけ出し、これまでに環境省のデータベースに約270本が登録された。巨樹・巨木林データベースは、各地に根付く巨木を再発見し、地域振興や自然保護に役立ててもらおうと、環境庁(当時)が1988~89年に実施した調査がきっかけ。地上から1.3mの高さの幹回りを測定し、3m以上(原則)のものを登録要件とする。現在約7万本が公開されている。部員10人が放課後や週末に道のない山林に分け入り巨木を次々に探し出し、これまでに1800本以上を見つけて270本を登録した。現在、他にも700本の登録を申請中。

●大阪府立狭山池博物館 2001年に開館。安藤忠雄さんが設計した建物。入館料無料で年間11万人が訪れ、その内3000人が外国人。狭山池は、治水や農業用に飛鳥時代から現代まで改修が繰り返されてきた。池では発掘調査が行われ、文化財が出土している。開館当初から館長を務めるのは工楽善通(くらくよしゆき)さん。こぎつね小学校の時の教え子のおじいちゃんにあたるそうです。