シデコブシの花が咲いた  2020年3月16日(月)

 

 1週間に一度、道の駅しらとり(羽曳野市)へ、車で野菜を買いに行きます。今日は、この春初めて、ツクシとタケノコが並べられていました。ツクシは栽培されているものではないと思うので、野山で採集して販売しているのでしょう。先週、熊野街道を歩いている時、たくさんツクシが出ているのを見ています。朝取りタケノコを買い、タケノコご飯を炊きました。また、地域の管理担当をしている公園に植えるために、ビオラとアリッサムを買いました。今日は寒いので、明日、植えようと思います。

 今日は北風が強く、雨雲レーダーの映像には、季節風に運ばれてくる雨雲がまばらに見られました。途中で雨が降ってくる可能性はあるのですが、午後から歩きに出ることにしました。北風が強くて体感気温は真冬の寒さです。手袋も必要です。金剛山は白く雪が積もったようになっていました。しかし、この寒さも今日一日だけで、明日からは次第に気温が上がっていき、今週末には20度近くにもなるということです。東京から1週間は遅いのですが、大阪でもソメイヨシノの開花がありそうです。今年のお花見は新型コロナウイルスが蔓延しているので、電車で遠出することは控えて、近くの百舌鳥の古墳周りの桜並木を歩こうと思います。

 いつ雨が降り出すか分からない天気なので、直ぐに電車に乗ることができるいつもの御堂筋線沿いに天王寺までの道を歩きました。北花田駅の近くで、シデコブシの花が咲いているのを見ました。普通のコブシよりも花弁が細く薄いピンク色をしている可憐な花です。また、西田辺駅近くで御堂筋に交差する南港通でも、コブシが真っ白な花を咲かせているのを見ました。あいにくの曇り空なので、青空をバックにした白いコブシの花の写真にはならなかったのですが、取り敢えず、青いビルを背景にしてコブシの花の写真を撮ることができました。 

 ヤエムグラの花の写真を撮るということも今日の目的にしていました。とっても小さな花が咲いているのを見つけて接写することができました。スズメノカタビラの写真も撮ったのですが、焼き鳥屋さんの前の溝の所で撮影してしまって、道に捨てられたゴミも一緒に写り込んでしまっているので、これは撮り直しです。

 歩きなれた道でも、突然シデコブシやコブシの花が咲いているのに驚きました。先週歩いた時は、まったく気づかなかったのに、花が咲いて初めて、そうそう、昨年も咲いたねというように思い出します。一年で一度、その存在をアピールしているようです。しかし、植物をはじめ生き物は連続して生活をしているので、トピックだけの観察ではなくて、連続した変化を捉えていくようにしないといけないなと思います。

 

 新型コロナウイルスの感染が、ヨーロッパで広がっています。中国は抑え込んだと宣言しているのですが、武漢では取り敢えず少なくなってきているだけで、13億人も人口がいる国なので、武漢以外の地域でもまた新たな感染が広がる可能性はあると思います。夕方の情報番組に出ている医師が、「いつまで感染が続くのでしょう」と聞かれて、「1、2か月ではまだまだ収まらない」と言っていました。新たに感染した人の数を各都道府県が今は毎日発表しているのですが、それをいつまで続けるのかというのが、これから問題になっていきそうです。世界的な暖冬だった今年に感染を広げているという状況ですが、今後の期待は、夏の高温多湿に弱いということを願いたいものです。新型コロナウイルスが世界中に広がったということは、これから閉鎖空間でのイベントや集会などがしにくい生活スタイルに変わっていくことになるのでしょう。夏のクーラーの効いた室内、冬の暖房の効いた狭い室内なども、新型コロナウイルスが人から人へと感染する可能性は高いので、年中いつでも危険な生活状況があるような気がします。人類が抵抗力を身に付けて新型コロナウイルスには負けない体になっていくしかないのかもしれません。おそらく、毎年のインフルエンザ対応のように、感染が広がっても必要以上に恐れないで、感染が広がった学級は学級閉鎖をする、かかった人は5日間登校禁止とする、一般の大人は、手洗い、うがい、マスクで、予防をするというようになっていくのでしょう。そのような、考え方の切り替えがいつになるのかが、今は見えない状況です。早く、特効薬ができることを願うばかりです。