熊野街道(北信太駅~和泉橋本駅)を歩く  2020年3月11日(水)

 

 今日は、熊野街道歩きの2回目です。先週電車に乗った北信太駅から歩き始めて、和泉橋本駅まで歩きました。前日、中百舌鳥駅で乗る電車の時刻と、三国ヶ丘駅でJRに乗り換える時刻を調べておいたのですが、いつものせっかちの癖で少し早く家を出ているので、どちらも予定していた電車よりも1本早い電車に乗っています。北信太駅からの今回の熊野街道歩きの道は、半分は住宅地や池や畑の間を通る少し古道らしい道で、半分は広い自動車道の歩道を歩くことになりました。古道の風情のある道は、少しうねりながらはるか南の熊野本宮へと延々と続いていく感じがします。古代から多くの人が歩いた道です。どんな服装だったのだろう、どんな会話をしていたのだろうと考えながら歩いていると、歴史の時空の中を進んでいるような気がしてきます。車が頻繁に通る道よりも、旧道の方が歩いていて疲れません。昔の人の生活のパワーが感じられる道であるからなのでしょう。3時間30分ほどで、予定していた和泉橋本駅まで16㎞を歩きました。大阪市内や堺市内の熊野街道には、道標が多くあったのですが、今回歩いたコースには殆どありませんでした。また、広い車道から旧道に入るような分岐する所も多くあり、度々地図の確認が必要でした。このコースを歩くのは2回目なのですが、そういえばここは歩いたことがあるような気がするなと思い出しながら進みました。今日は、不確かな記憶の所を埋め合わせるように、道の風景をしっかり記憶しながら歩きました。

 今回のフィールドワークでは、植物は、マンテマ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ、アメリカフウロ、ツクシ、マメグンバイナズナなどの写真を撮りました。昆虫は、ナナホシテントウ、マメクロアブラムシを見ました。

 

 新型コロナウイルスの感染が、まだどんどん広がっています。特に、イタリア、イラン、アメリカ、韓国、中国、そして日本でも、これからまだ広がりそうです。また、新たな国でも、イタリアのような急激な感染拡大が起こる可能性もあります。医療体制が整っていない国は、とても深刻な状況になりそうです。世界保健機関は、ようやくパンデミックであると宣言しました。世界的に大変なことになってきました。しかし今の段階では、感染者が病院に搬送されても、新型コロナウイルスに関してはなんら治療法がなく、解熱剤を飲みながら自力で治すしかないようです。高齢者や持病のある人は、抵抗力がなく、持病の悪化により、亡くなられる場合があります。手洗い、うがいをしっかりして、人ごみにはできるだけ行かないように予防するしかありません。しかし最近の情報を見ていると、道を歩いているだけ、お買い物をしているだけで、みんなにどんどん感染していくような病原体でもないように感じています。ウイルスが手に着き体に入る、感染者の近くで話をして直接感染するという場合にのみ、感染が広がっているようです。観光船、屋形船、ライブハウス、病院、介護施設など、濃厚接触が起こる可能性が高い所で感染クラスターと言われる集団感染が見られました。また、職場に一人感染者が出ると、その周辺の人は、いつものように話をしたり、一緒に食事をしたりするので、感染する可能性がありそうです。そう考えると、幸運にも今年の3月で、幼稚園を終えると決めていてよかったなと思います。幼稚園の中では一番の高齢者であり、さらに、一番の遠距離の電車通勤をしていたからです。

 回転寿司、100円ショップ、パチンコなどの業種も、店員が感染者であったり、感染者が立ち寄ったりしたということで、閉店をして消毒をしています。こうなると、食事会、飲み会も、しばらくの間できません。また、歯科医院や散髪屋にも、しばらく行けないなと思ってきました。電車に乗っても、話をしている人の近くには近寄らないで、どこも触らないようにしています。家に帰ると、直ぐに手洗い、歯磨き、うがい、顔を洗う、鼻をかむということをして予防しています。今は、街歩き、山歩き、街道歩きを団体で行動しているわけではないので、続けようとは思いますが、もし、家からできるだけ出ない、移動をしないと強く言われるようになると、これらも制限されてくるのかもしれません。パトカーが街を回って、歩いている人を取り締まるようになると大変です。