二上山に登る  2020年3月9日(月)

 

 3月になって1週間に一度の登山をしようと決めた、2週目です。今週は二上山に登山しました。休日ではないので、人は少ないだろうと思って行くと、竹ノ内峠にある駐車場は、ほぼ満車状態でした。なんとか隙間に車を停めて、登り始めました。とてもゆっくり、花の写真を撮ったり、虫を探したりしながら登りました。子ども連れの親子や、孫を連れて登っている祖父母が多くいます。中には、ベビーカーを押しながら登っていく人、犬を連れた人もいます。それらの人に追い抜かれながら、ゆっくり虫や花を探しながら、写真を撮りました。

 新型コロナウイルス感染拡大予防のために、学校が休校になっていて、さらに遊園地や博物館や水族館などが休館になっているので、子ども達の運動の為に山登りをしている人が多くいます。先週の槇尾山は休日に登ったので、親子連れが多かったのですが、今日は月曜日なので、子どもと母と祖父母のグループが多いように思いました。70歳前後の人たちは団塊の世代と言われている人たちで、昔はオートキャンプを流行らせた人たちです。健康に気を付けている人も多く、最近の中高年の山歩きの流行も、この団塊の人たちの活動から生まれています。二上山は、園児や小学生の孫を連れて登るには丁度よい高さです。危険なところもなく、ベビーカーを押しながらでも登れるぐらいです。また、東京の高尾山のように混み合っているような状況でもないので、マスクをする必要もなく、子ども達は元気に走り回っていました。USJやディズニーランドに行くのではなく、大きな公園で遊んだり、近くの山に登ったりと、いい子育て状況も生まれているような気がします。

 今回の二上山登山では、ツクシの写真を撮ることができました。昆虫では、アジサイの新芽にたくさんついているクワゴマダラヒトリの毛虫、サクラの木の幹にいたヨコヅナサシガメの幼虫、テングチョウ、ルリタテハ、オオカマキリの卵の写真を撮りました。キノコでは、オレンジ色のきれいなヒイロタケの写真が撮れました。雌岳の頂上では馬酔木の花が満開でした。テントウムシが活動していて、アカタテハが飛び回っていました。

 

 「一斉休校の影響で、各地の書店では、学習ドリルが飛ぶように売れている。」ということです。特に、この1年を振り返る内容の「総復習ドリル」が低学年向けを中心に売れています。昨年の3.3倍の売り上げがあるようです。塾に頼っているのではなくて、自分でドリルを購入して学びを確かめるというのは、とてもいい学び方だと思います。休日は、家族で自然に親しみ、家では学習ドリルや参考書を自分で購入して学びを深めるという、本来の学びのスタイルも見えてきて、塾の時間に縛られない子どもの生活が復活しているように思います。

 小学校の担任をしている時、学校から配布する宿題ドリル類は最小限にして、宿題は自分で購入した学習ドリルを提出させていた時がありました。〇付けは自分でして、提出されるとサインと日付を書いてあげるようにしました。どうしても自分に合ったドリルが見つけられない場合は、親と協力して選んであげることもしました。いろいろな問題集が持ち込まれて、子ども達同士で問題集の多様性を感じることができました。そして問題集に取り組む意欲が、楽しい競い合いになり、個人それぞれに学びを深めていきました。問題集の取り組み方に関しては、指導もしました。答えを切り取り別冊にすること、全部合っているということで大きな〇一つで済まさないで答え合わせは一つずつ丁寧に〇をつけること、間違った所は×を付けるのではなくて、赤ペンできっちりと答えを書き写すこと、点数を計算して付けていくこと、一覧表に点数を書いていきグラフにするなどを、指導しました。答え合わせと採点がきちんとできるようになってくると、その子に自学力がついてきたことが分かりました。賢い子どもも多く、簡単な問題集は直ぐに終えてしまって、お友達が持っているちょっと難しそうな問題集にとりかかる子どもに育ってきました。