新木津川大橋となみはや大橋を歩いて渡る  2019年12月23日(月)

 

 昨日は冬至でした。太陽が一番低い所を通っています。これからまた、少しずつ高度を上げていきます。今日は、お天気がよくて、気温が14℃ぐらいまで上がるので、海沿いの道を歩きに行きました。前から考えていた、新木津川大橋と、なみはや大橋を渡るつもりで家をでました。地下鉄四つ橋線で住之江公園駅まで行き、ニュートラムに乗り換えて、一駅目の平林駅で降りました。

 平林駅からは、まず北へと敷津運河沿いに歩きます。木津川にかかる大きな新木津川大橋が見えてきました。とても高さがあり、どこからその橋に取り付くことができるのか調べずに来てしまっているので、ドキドキします。敷津運河を渡るのに、大きな歩道橋(跨川橋?)がありました。川の上で高く上がった歩道橋からさらに上に新木津川大橋へと上がる階段がありました。アクロバティックな橋への上がり方に、驚きました。木津川は大きな船が通るので、橋をとても高くしています。ネットで調べると、次のような解説がありました。

 「中央部の橋長は495m、中央部のスパンは305m、総延長は2.4km、幅員は11.25m。アーチ橋としては完成当時日本最長で、また世界でも14位の規模を誇った。1994年に完成。木津川の両岸には工業地帯が広がり、大型船が往来する関係で、橋の高さは最高地点で水面上50mの高さになっている。その関係で、取り付け道路部分が通常の橋と比較して長くなり、北側(大正区側)では3重のループになっている。この高さでは歩行者・自転車の利用が困難であるため、橋に沿って木津川渡という渡し船が運行されている。」

 橋の北側は、3重のループをグルグル回りながら下りました。トミカのミニカーの世界に迷い込んだようです。かなり前方に、歩いている人が1人いたので、ドキドキしながらも橋を渡ることができました。この新木津川大橋の上からは、次に渡るなみはや大橋が見えています。まるで空の上に舞い上がるリボンのような驚くべき高さと長さのある橋が、なみはや大橋でした。

 新木津川大橋の3重ループを下って、2㎞ほど歩くとイケヤがあります。そのイケヤのすぐ前から、なみはや大橋が始まっていました。海抜0mあたりから一気に海抜45mへと上がります。この橋にはループがないので、登りも下りも急な坂道です。車はアクセルをベタ踏みしなければいけないような、長くて急なベタ踏み坂です。ネットで調べると次のような解説がありました。

 「尻無川の最河口部にS字を描きながら軽快に渡っているのがなみはや大橋である。このあたりは港湾施設が立地しており、大型船の往来も激しいことから、高くかつ長い橋が必要となる。かつ両側の道路の方向が食い違っているため、曲線が可能な形式である箱型断面をもつ桁橋が採用された。中央部は3径間連続の箱桁橋で、S字のカーブが入った複雑な形になっている。中央のスパン250mは、桁橋では日本最大規模である。桁形式の橋は風によって有害な振動が発生しやすいため、設計に当たっては綿密な風動実験が行われた。港区側、大正区側ともにアプローチの高架橋の長さは500mを越え、全長で1.6kmにもなる長い橋になっている。1995年に完成した、大阪市の大正区と港区の埋め立て地をまたぐ1740メートルの橋。中央部では水面から45メートルの高さがあり、幅100メートルの航路を確保した設計となっている。橋の上からは絶景が望めるが、高所恐怖症の人はその景色を見ることを躊躇するかもしれない。」

 新木津川大橋も、なみはや大橋も、どちらも海抜50m近くもある巨大な橋でした。晴れ渡った青空だったので、空の上を歩いている気分になりました。

 なみはや大橋の急な坂道を下って少し北へと歩くと大阪港駅です。今日は8.7㎞、2時間のフィールドワークでした。