ブログを書くということ 2019年11月5日(火)
11月の3連休がおわり、今日から11月が始まったような気分です。朝から公園のハナミズキの落ち葉を掃除をして、その後ブログをアップしました。現在ブログは、二つ進めています。一つは、この晴歩雨読を掲載している「きつねTのこぎつねだより」で、もう一つは、「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログです。両方とも、それぞれなんとか続けられています。
「こぎつねさんぽに出かけよう」のブログについて、いい考えが浮かびました。これまで理科の先生をしてきたので、理科のネット授業をするような気分で、発信をしていくようにしようと考えました。書く方は、1時間かけて掲載していても、読む方は2、3分で終えてしまいます。それでも、その季節に合わせた内容や、世の中の動きに合わせた科学の内容を毎日掲載していくことで、日々の科学的生活、自然生活の積み上げになると考えました。幼稚園の保護者をはじめ、かなり多くの人が見てくれていてありがたいです。学級の授業では、多くても35人にしか伝えることが出来ないのですが、100人、多い時には延べ300人近くの人が見てくれる日もあります。書く側としては、1時間かけて書いているので、1時間のネット授業をしていると考えて、取り組みを進めることにしました。理科の授業を日々1時間しているつもりで、自然の虫、花、岩石、天体、気象などを中心に、自然の見方、考え方を発信していると思うことにしました。
「きつねTのこぎつねだより」のブログは、日々のエッセイを書いています。読書記録、さんぽの記録、日記と、日々いろいろなテーマで書くようにしています。これは、理科的な内容だけでなく、身近なことを取り上げて書いています。最近は、日々の生活の記録が中心で、忘備録に近くなっています。かつての学年だより、理科便りと同じような取り組みです。
眉村卓さんのエッセイを読んでいると、SF小説やエッセイなどを書く時、家の書斎だけでなく、喫茶店や街歩きに出かけることで、テーマを探しながら書くということが分かりました。渡部昇一さんのエッセイでも、珈琲は家で飲むのではなくて、わざわざタクシーで出かけて行くようにしているということが書かれていました。ちなみに、帰りは歩いて帰るようにしているそうです。文筆家の人たちも、テーマを見つけるために、いろいろ環境を変えていることが分かります。大阪住まいの眉村さんが出版社の近くのホテルで缶詰めになって原稿を書くという時は、東京の安いホテルに連泊をしながら書くようです。昼間は、あちこちの珈琲店をはしごしながら、一日中移動して仕事をしていることを知りました。ホテルに連泊なので、ずっとホテルに居ることは可能なのですが、長くいることができる珈琲店を回りながら書くようです。家から離れて、自分を追い込んで、執筆をしている様子が分かります。また、眉村さんは家にいる時、どうしてもテーマが思いつかない場合は、電車に乗ると書いていました。例えば、大阪駅から新快速に乗って姫路方面に向かいます。適当に切符を買って乗っているので、降りたいと思った時に降りて、その駅で清算をするそうです。作家は、書くことが仕事で、書いたものを売って生計を立てています。常にテーマを見つけ続けることは、本当に大変なんだろうと思います。
半村良さんが、月に1000枚近くの原稿を書いているのはすごいと、眉村さんのエッセイに書いていました。眉村さんは、多くても300枚ということです。300枚でも、一日10枚なので、400文字×10枚で、4000文字になります。月に1000枚ともなるとその3倍です。10000~12000文字です。このA4に1枚書くと約2000文字になります。原稿用紙としては5枚程度です。眉村さんはA4で2枚、半村さんはA4で5枚、毎日書かれているということが分かりました。