「金剛山」を歩く  2019年10月31日(木)

 

 久しぶりにいい天気なので、車で金剛山へ登山に行きました。2年前に膝を痛めて復活してから、登りだけ、また、下りだけの登山をしてきました。最近行った葛城山も、生駒山も、妙見山も、金剛山も、ロープウェイかケーブルカーのある所を選んで歩いていて、片道は必ず利用していました。しかし今回、金剛山のロープウェイは、耐震検査の結果、建物が不合格になったので動いていません。勇気を出して、登り下り、両方歩くことにしました。

 ロープウェイ乗り場近くの一番奥の駐車場(600円)に車を置いて、伏見峠に登る道を歩きました。標高640mの地点から登って、頂上は1125mなので、標高差約500mの登山です。「百ケ辻」という所から出発です。11時に歩き始めて、一時間かけて伏見峠まで急な坂道を登りました。途中、犬を連れた若い夫婦が、スイスイと追い抜いて登っていきました。いつも登っているのでしょう。足腰が鍛えられています。やっとの思いで伏見峠に着きました。帰りに再びここを降りるので、足は大丈夫なのだろうかと心配になりました。伏見峠からは、ダイヤモンドトレイルの道に入ります。尾根沿いなので、伏見峠まで登ったような急な坂はありません。ちはや園地の所には、「ちはや星と自然のミュージアム」があり、周辺は公園になっています。展望台があり、登ってみました。今日は少し黄砂が中国大陸からきているのか、スッキリ遠くまで見えることはありませんでした。さらに葛城神社の前を通り、転法輪寺にお参りして、山頂広場に到着しました。ちょうど午後1時に着きました。駐車場から2時間の登山でした。頂上の気温は14度です。山頂付近は、紅葉が始まりかけていました。

 

転法輪寺についてネットで調べてみました。

「今から1300年程昔、修験道の開祖、役行者が16歳のとき金剛山に登って苦修練行を重ねた結果、祖神一言主大神を鎮守とし、法起大菩薩を祀る金剛山寺(転法輪寺)を建立されました。また行基、鑑真、最澄も当山で修行したとされています。現在も修行が行われている山岳地帯として多くの修験者が訪れています。現在の山号は『金剛山』で、寺名は『転法輪寺』です。奈良時代から鎌倉時代に到る間に修験道は確固たる地位を築き上げ、当寺も近畿の修験道七高山の一つに数えられ、全国の山伏行者達の修行場として大いに栄えました。現在の当山の様子は365日多くの一般登山者が来山し、四季折々の山の景色を楽しまれておられます。」

 

 近畿の修験道七高山も調べてみました。

「近畿地方にある七つの霊山。比叡 (ひえい) 山・比良 (ひら) 山・伊吹山・愛宕 (あたご) 山・神峰山 (かぶせん) ・金峰山 (きんぶせん) ・葛城 (かつらぎ) 山あるいは高野山。」

 

 30分ほど休憩して、頂上周辺を歩きました。昔、堺市で先生をしている頃、耐寒登山として雪のある金剛山へ、毎年登っていたことを思い出しました。

 1時30分に頂上を出発して、3時前には車に戻ってくることができました。下りは、膝が少し痛いので坂道を歩くのは大変なのですが、登りよりは30分も早く、1時間30分で下ることができました。やはり、登りの方が大変でした。

 今日は、食料として、チーズとクラッカーと、ソイジョイを持って登りました。飲み物はポカリスエットを、家で粉を溶かして作って行きました。丁度よい感じでした。