インターバル学習? 2019年10月30日(水)
今日は幼稚園に行きました。特別な行事がない日です。長い自由活動の時間、5歳の子ども達と虫取りをしたり、4歳の砂遊びに付き合ったりしました。また、かわいい3歳さんが、「きつね先生、ちょっときてきて」と、手を引いてつれていき、木の実や花を見せてくれたりするで、幸せな仕事だなあとつくづく思いました。全てのお部屋を回って、子ども達の活動の様子の写真を撮ったりもしました。どこのお部屋に行っても、子どもから話しかけてくれます。石や虫や木の実を見せてくれたり、今している活動を紹介してくれたりします。また、各教室で一斉活動をしている時、教室から出てふらふらしている子どもを部屋に連れて行ったりもしました。お部屋から飛び出してくる子どもは、主張やこだわりが強い子どもです。それらの子どもの興味や活動を、一緒に体験していくことができるので、これも楽しい事です。
今日は午後から、上本町駅で電車を降りて難波まで歩き、さらに天王寺駅まで歩きました。難波では本屋さんに行き、『インターバル速歩』について書いている本を、少し立ち読みしました。一日1万歩を一年間毎日続けていても、筋力がつくことはあまりないということです。3分間懸命に歩き、3分間ゆっくり歩き、また3分間懸命に歩くのを繰り返す歩き方をする、インターバル速歩が足の筋肉維持にはいいということです。一日に5セットすると、筋力がつくということです。3分間を5セットです。これは、街中でもできることで、3分間懸命に歩き、信号で止まって、また懸命に歩くことでもいいそうです。負荷をかけるような運動を、毎日少しずつ続けることが筋力の維持には大切だということです。ダンベル体操でも、かなり重いものを持ち上げることで筋肉量が増えるということです。負荷のないだらだら運動は、今の状況を維持するか、少しずつ筋量が落ちていくことになります。それもそうだなと思いました。家からなかもず駅まで、学園前駅からこぎつね幼稚園までで、4セットになります。あと、どこかで懸命に3分間歩くと5セットです。懸命に歩く時間を、意識的に作ろうと思いました。
時間の使い方について、考えました。家にいる時、机の上にタイマーを置いています。1時間でセットしてあり、座ったときそれを押します。1時間で、取り敢えず今していることを切り上げていきます。小学校の学習も、45分間で区切りをつけて、次々違う学習を進めます。延長すると、遊び時間がなくなるので、子どもにいやがられます。きっちり時間内に収めるのが、いい先生の条件です。小学校以外でも、5校ほどの大学で講義をしたのですが、それも一緒です。
大学の90分の講義では、始まりの時刻きっちりに始めて、80分で終えるようにします。学習では必ず、「学習のふりかえり」を書かせるのですが、それはさらに10分前、70分あたりから書かせます。たくさん書きたい学生、また、書くのが遅い学生は、90分ぎりぎりまで20分間書きます。次の事がしたい学生は、80分でレポートを提出して教室を出てもいいことにします。この方式は、学生には好評でした。大学の講義時間の10分~20分の「学習のふりかえり」は、毎回、小論文を書いていることにあたります。テーマや書き方は、毎回少しずつ指導をしていきます。15回の講義で、真剣に「学習のふりかえり」を書いた学生は、かなりの文章力をつけていました。15回目には、A3の真っ白の用紙にびっしり、自分の考えを書くことができるようになります。
小学校の学習も、45分の学習の中で、最後の10分間は文章で学びを表現させるようにしてきました。国語はもちろん、算数、理科、社会など、それぞれ今日の学びを文章で記述する学習をさせていました。学習係が時計を見ながら、学習のふりかえりを書く時刻をみんなに指示します。話し合いが盛り上がっていても、活動が途中でも、学習係の指示で全て終えて、その後は、自分のノートに向かって言いたかった事、分かった事、さらに調べたい事を書くようにしていました。時間を区切って、密度の高い学習をすることは、大切だなとその時は思っていました。短い時間に集中するという、今日読んだインターバル速歩の理論と一緒であったのかもしれません。一日に4~5回、10分間の集中したノート記述は、インターバル学習?だったのかもしれないなと思いました。
日々の生活も、一緒です。時間を区切って今していることに集中すること、そして同じことをだらだら続けないことが、大切かなと思いました。